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日経平均 | 9662.08円 | △95.06円 |
売買高 | 18億3474万株 | − |
売買代金 | 1兆2429億6200万円 | − |
値上がり銘柄 | 1338銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 224銘柄 | − |
騰落レシオ | 93.60% | △7.21% |
米国市場は冴えない展開となったが持高調整の買い戻しが入り一時大幅高
米国株が軟調となったのですが、円安となったことなどが好感されて買い先行となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)も買い越しと伝えられたこともあり、寄り付きの買いが一巡となった後も堅調な動きとなりました。ただ、円安を好感するというよりは昨日まで冴えない動きとなったものが買われるなど持高調整の売り買いの中で買い戻しや値ごろ感からの買いが入り堅調となったようで、輸出株は総じて軟調となりました。
後場は円高が進んで内需株の買い戻しを急ぐ動きが加速され一段高、指数は大幅場高となりました。芳しくない決算を発表しながら悪材料出尽くしとして買われたり、好材料への反応が鈍いなど物色対象も外部環境を織り込むようなことでもなく、あくまでも目先の需給での動きと言うような格好でしたが、値持ちの良い展開となり、指数は最後は上げ幅縮小となったものの堅調となりました。
小型銘柄も堅調なものが多く見られました。昨日軟調となった反動から高いものが多く、東証マザーズ指数やジャスダックTOP20は大幅高、日経ジャスダック平均も堅調となりました。先物は相変わらずまとまった売り買いも少なく、散発的にまとまった売り買いが出てもどちらの動きにも追随するようなこともなく、総じて見ると方向感に乏しく目先の値動きについていくような売り買いが中心となっているようです。
本日の相場に違和感を覚えた人が多いのではないかと思います。指数は大幅高となったものの、どういう理由でどういった銘柄を買い上がったのか明確なことはなく、朝方は円安に振れながらも輸出株が安いなどとちぐはぐな動きとなっています。売られたものが買われているような面もあり、相変わらず何か方向感を持って買っているというよりも値ごろ感や目先の需給要因だけで振らされているということではないかと思います。当面日経平均をはっきりと大きく方向付けるような要因には乏しく、米国景気の回復度合いや世界的な景気動向を計りながら原子力発電所事故の状況を見守るようなもみ合いが続くのではないかと思います。
雲にサポートされて反発となりましたが、今度は基準線に上値を押さえられました。遅行線は日々線に絡みながらの動きであり、まだ方向感は見られません。ストキャスティックスは底値圏になったのですが、まだ反発とならず、RSIは下落が止まった感じなのですが戻りも鈍く方向感はなく、まだ指数そのものも大きな動きにはならず、上値は基準線や転換線に押さえられながら雲にサポートされて底堅いということではないかと思います。
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