タグ・ホイヤー、バーゼルワールド2011最新作

[Gressive]

　タグ・ホイヤー（TAG Heuer）は、2011年バーゼルワールド（BASEL WORLD）で、モータースポーツにインスピレーションを得た新作タイムピースを発表した。

カレラ ヘリテージ コレクション

　カレラ ヘリテージ コレクションは、モーターレースの最も象徴的なタイムピースであるカレラを、ウオッチメイキングの伝統150年間のプリズムを通して、新たに誕生させたモデルだ。

　ケースとモノクロームのタグ・ホイヤーロゴは光沢を持たせたポリッシュ仕上げとし、一部のモデルでは、針はつややかな深いブルー。表面に刻み込まれた模様が美しいフリンケダイアル、そしてフランジとカウンターのタイマーにはアーカイブからデザインが採用されている。このほか、プッシュボタン、数字、リューズ、インデックスも“インスピレーションの源（muse）”となった初期のタイムピースをベースにデザインされた。

　カレラ ヘリテージ コレクションは2シリーズで、39ミリのウオッチモデルには機械式ムーブメントキャリバー6を搭載。日付窓は6時位置に配した。41ミリの機械式クロノグラフモデルは、キャリバー16ムーブメントを内蔵し、日付窓は同じく6時位置に配する。ダイヤル上の3つのサブカウンターはブルーのエンボス仕上げだ。

モンツァ復刻モデル

　モーターレースの世界では、F1イタリアグランプリのモンツァサーキットが、平均速度が最も速い超高速サーキットとして群を抜いている。

　ホイヤーは1971年よりフェラーリチームの公式タイムキーパーを務めていた。このヘリテージを称えてジャック・ホイヤーは、1930年代のクッション型モデルを2011年特別限定シリーズとしてよみがえらせた。

　高速キャリバー36ムーブメントを搭載したこの新型クロノグラフは、ダイヤル上部のホイヤーロゴの上に“MONZA”の名前を掲げた新作モデルだ。

　待ち望まれたモンツァ コレクションのリバイバルは2011年7月に誕生する。モンツァ復刻モデルは、1911年製ダッシュボードクロノグラフ「タイム・オブ・トリップ」を称える1911ピース限定モデルとして生産される。