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» 2011年05月11日 16時08分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:節目を意識して上値の重い展開 (1/2)

[清水洋介,Business Media 誠]

市況概況

日経平均 9864.26円 △45.50円
売買高 20億6899万株
売買代金 1兆4025億3700万円
値上がり銘柄 645銘柄
値下がり銘柄 845銘柄
騰落レシオ 83.55% ▼3.04%

日経平均

米国株高や円安を好感して買い先行となるも、節目を意識して上値の重い展開

 米国株高や円安に加え、引き続き外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社べース)が買い越しと伝えられたこともあり、買い先行となりました。好決算や好調な業績見通しを示した企業が買われるなど寄り付き買いが一巡となった後も堅調な地合いが続きました。ただ、注目される中国の経済指標の発表を控えて手仕舞い売りや持ち高調整の売りも多く、また節目と見られる日経平均の9900円水準を抜けたところからは利益確定売りも多く、上値も限定的となりました。

 昼の時間帯に中国の経済指標の発表がありましたが、特に材料視されるほどのものは見られず、昼の間に発表された決算動向に反応する動きはあるものの、上値の重さを嫌気するようなものが多くなりました。値動きの良い銘柄を物色するだけというような目先筋の動きは活発なのですが、決算動向などでも先が見えにくいということもあり、慎重な投資家が多かったのではないかと思います。早めに利益を確保しながらという動きが強く、積極的に最後まで買い上がるというようなこともなく、指数も方向感に乏しい展開となりました。

 小型銘柄も目先の値動きに振らされるものが多く、幕間つなぎ的に買われていたものは手仕舞い売りに押されるものも散見されました。東証マザーズ指数は堅調、日経ジャスダック平均は小幅高、ジャスダックTOP20は軟調と指数はまちまちとなりました。先物もまとまった売り買いは少なく、いつものことではあるのですが、散発的なまとまった売り買いで指数を動かす場面も見られるのですが、大きく方向付けるような断続的な売り買いには乏しく相変わらず方向感の見られない展開となりました。

 個別の決算動向に反応しているものの、相場全体の方向感に乏しい展開となっています。ただ、中国の経済指標や米国株の動きに表れているように世界的な景気拡大、経済の拡大の動きが続いているなかで、経済の拡大規模の割には金融が緩和気味、つまり投機的な資金もまだまだ潤沢と言う感じであり、世界的な「相場」自体は拡大を続けているということだと思います。日本の市場の相対的な地位の低下が経済の拡大規模に見劣りがしているということなのでしょうが、中国や米国の引き締め気味の金融市場から日本への資金の流れもどこかで見えて来るかもしれません。

テクニカル分析

日経平均

 転換線のサポートを確認し、遅行線も日々線にサポートされて堅調な地合いとなっています。RSIは上昇が続いているようにも見えるのですが、ストキャスティックスはまだ下落が始まったばかりという感じで、まだ基準線のサポートを試す動きや遅行線が日々線のサポートを確認するような場面も見られ、もみ合いの中での動きが続くのだと思います。

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