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» 2011年05月10日 16時07分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:上値の重い冴えない展開 (1/2)

[清水洋介,Business Media 誠]

市況概況

日経平均 9818.76円 △24.38円
売買高 19億0970万株
売買代金 1兆3029億3200万円
値上がり銘柄 932銘柄
値下がり銘柄 589銘柄
騰落レシオ 86.59% ▼3.90%

日経平均

前日の下落の反動もあって買い先行で始まるも、上値の重い冴えない展開

 米国市場が引き続き堅調となったことや昨日の下落の反動、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が買い越しと伝えられたことなどから買い先行となりました。ただ、為替が円高気味となったことや好決算を発表しながら手仕舞い売りに押されるものなども見られ、寄り付きの買いが一巡となった後は上値の重さを嫌気して売られ、冴えない展開となりました。好調な決算を発表して買われるものも散見され、手仕舞い売りに押されても指数は大きな下げとはならないのですが、方向感もなく軟調な展開となりました。

 後場は昼の時間帯や後場の立会時間中に発表になった好決算に敏感に反応して買われるものも見られ、指数も堅調な展開となりました。中国の貿易統計で輸出が過去最高となるなど好調な経済拡大も確認されて売り急ぐ動きもなく堅調となりました。ただ、好決算を発表して買われても早めの利益確定売りに押されるものも見られ、積極的に買い上がる動きも少なく、最後まで底堅く堅調ながらも上値の重い展開となりました。

 小型銘柄は手仕舞い売り、利益確定売りに押されるものも見られ売り買いまちまちとなりました。主力銘柄が冴えない展開となるなかで値動きの良さを好感して買われるものも多く、東証マザーズ指数は大幅高、日経ジャスダック平均やジャスダックTOP20は上値も重かったのですが、堅調となりました。先物は相変わらず方向感をもったようなまとまった売り買いは見られず、散発的に見られる売り買いで指数が振らされる場面は見られたのですが指数を方向付けるような動きはほとんど見られませんでした。

 トヨタ(7203)後場に入って大震災の影響からの生産正常化が2〜3カ月前倒ししそうだと伝えられたことから一気に買われて大幅高となりました。そのほかにも好調な決算に反応して大きく値を飛ばす大型株が見られ、目先の需給に好転の兆しが見られます。決算見通しなどが慎重なものも多いのですが、だ良震災の影響で慎重な見通しなどはある程度織り込まれているということで、大震災の影響からの回復度合いに反応する動きとなっているようです。原子力発電所問題に明確な解決、方向性が示されるとさらなる悪化に対する懸念が薄れ、買い直される銘柄も多くなってくるのだと思います。

テクニカル分析

日経平均

 転換線のサポートを確認しながら底堅さも見られます。ストキャスティックスは高値圏からの調整となって上値は重いのですが、RSIは方向感はなく遅行線が日々線を意識して底堅さが見られます。まだ上値の重い展開は続くのでしょうが基準線のサポートを確認しながら底堅い展開となりそうです。

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