連載
» 2011年05月09日 08時00分 UPDATE

ちきりんの“社会派”で行こう!:社会を変える“ボタン”を探せ (1/2)

多くの人が同じように「変えないといけない」と言っているにも関わらず、変わらないまま存在し続けているものがしばしばあります。ちきりんさんは「物事を変えるには“ボタン”を探さないといけない」と考えます。

[ちきりん,Chikirinの日記]

「ちきりんの“社会派”で行こう!」とは?

はてなダイアリーの片隅でさまざまな話題をちょっと違った視点から扱う匿名ブロガー“ちきりん”さん。政治や経済から、社会、芸能まで鋭い分析眼で読み解く“ちきりんワールド”をご堪能ください。

※本記事は、「Chikirinの日記」において、2009年2月10日に掲載されたエントリーを再構成したコラムです。


 ネット上でさまざまな人の主張を読んでいると、自分の考えはそこそこ一般的なものだと感じます。これは、テレビなどの既存マスコミを見ていて、自分の考えがとてもおかしな、少数派の意見に感じられるのとは対照的です。

 例えば、テレビではいまだに「企業の剰余金を取り崩して、非正規社員を正社員にしろ」などと言う人が登場しますが、なぜあんな摩訶不思議な意見を電波に乗せるのか、ちきりんにはまったく理解できません。

 一方、ネットメディアでは誰もが賛成しているようにみえるのに、現実には、何年たっても何も変わらないことはたくさんあります。

 例えば……

 「官僚組織と産業界の既得権益者が深く癒着(ゆちゃく)し、税金をあまりにも無駄に浪費し続けていて、そのために必要なところにお金が回っていない」という状況認識。

 例えば……

 「新卒採用、終身雇用、年功序列という制度が、どれほど成長への阻害要因となっているか」ということ。

 例えば……

 「現在の教育制度が、これからの日本に必要な人材を育成しているとはとても思えない」こと。

 例えば……

 「ネット選挙を解禁すべき」ということ、など。

 ネット上では非常に多くの人がこういった問題意識を共有しているように思えます。それなのに、なぜ何も変わらないのでしょう? なぜ、現実はこんなにも強固なのでしょう?

       1|2 次のページへ

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

Loading

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -