コラム
» 2011年04月29日 08時00分 UPDATE

松田雅央の時事日想:チェルノブイリ原発事故から25年――反原発デモを取材する (1/4)

チェルノブイリ原発事故から25年が経過した。事故の起きた4月26日は反原発運動の記念日となり、ドイツでは毎年、各地でデモやイベントが開かれている。今回の時事日想は、ドイツ南西部にあるネッカーウェストハイム原発で行われたデモの様子をレポートする。

[松田雅央,Business Media 誠]

著者プロフィール:松田雅央(まつだまさひろ)

ドイツ・カールスルーエ市在住ジャーナリスト。東京都立大学工学研究科大学院修了後、1995年渡独。ドイツ及び欧州の環境活動やまちづくりをテーマに、執筆、講演、研究調査、視察コーディネートを行う。記事連載「EUレポート(日本経済研究所/月報)」、「環境・エネルギー先端レポート(ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社/月次ニュースレター)」、著書に「環境先進国ドイツの今」、「ドイツ・人が主役のまちづくり」など。ドイツ・ジャーナリスト協会(DJV)会員。公式サイト:「ドイツ環境情報のページ


 原子力開発史上最悪となるチェルノブイリ原発事故から25年が経過した。事故の起きた4月26日は反原発運動の記念日となり、毎年ドイツ各地でデモやイベントが開催されている(今年はイースター休日の25日に開催)。

 ドイツの反原発運動はどのようなものなのか。ドイツ南西部にあるネッカーウェストハイム原発で行われたデモと集会の様子をレポートする。

ネッカーウェストハイム原子力発電所(Kernkraftwerk Neckarwestheim)

所在地:ドイツ、バーデン・ヴュルテンベルク州

運営事業者:EnBW原子力発電有限会社

職員数:約800人

原子炉1号機 原子炉2号機
建設開始 1972年 1982年
営業運転開始 1976年12月 1989年4月
原子炉の種類 加圧水型 加圧水型
出力 84万kW 140万kW
営業運転停止 2011年3月16日(一時停止) 2036年(予定)
発電量(2010年) 22億kWh 109億kWh
CO2排出削減効果*(2010年) 210万トン 1050万トン
設備稼働率(2010年) 62.9% 89.8%
※運営事業者発表の数値。石炭・褐炭発電と比較して。(出典:EnBW原子力発電有限会社のWebサイト

yd_matuda1.jpg ネッカーウェストハイム原子力発電所の原子炉1号機(左)、排気塔(左)、原子炉2号機(中)、冷却塔(右)
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