民間調査機関の労務行政研究所は4月27日、東証第1部上場企業(132社)の「2011年夏のボーナス、妥結金額」をまとめた。調査結果によると、全産業の平均金額は68万8146円。昨年夏のボーナス(64万6782円)と比べ、金額で4万1364円、上昇率で6.4%の増加となった。
増加の背景には米国や中国のほか、新興国向けの輸出の伸びが挙げられ、大手製造業を中心に多くの企業で業績が拡大した。また東日本大震災がどのくらい影響するのか注目されたが、4月上旬までに妥結した大企業の大半は大幅なダウンはなかったようだ。
産業別にみると、製造業(101社)の支給金額は69万2386円で、対前年同期比で8.1%の増加。非製造業(31社)については67万4330円で、同1.2%増という結果に。また支給月数の平均は2.25カ月、前年同期(2.10カ月)を0.15カ月上回った。
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