速報
» 2011年04月22日 08時27分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:3連休を控えた週末と経済指標の発表もあって上値が重い (1/2)

[清水洋介,Business Media 誠]

<日経平均>9685.77△78.95

<TOPIX>841.72△4.55

<NYダウ>12505.99△52.45

<NASDAQ>2820.16△17.65

<NY為替>81.87▼0.68

好決算や商品相場高に反応するも3連休を控えた週末と言うことや芳しくない経済指標の発表もあって上値が重い

 前日引け後の決算やこの日の朝方の決算発表でも予想を上回る決算が多く見られ、堅調となりました。ただ、新規失業保険申請件数が改善は見られたものの予想に届かず、フィラデルフィアの製造業景気指数が前月に比べて悪化したことや3連休を控えた週末と言うことなどから利益確定売りを急ぐ動きもあり一時ダウ平均が軟調となるなど上値の重い展開となりました。3連休となることやダウ平均が高値圏にあることから、利益確定売りも嵩みました。

 相変わらず世界的な景気拡大、景気回復が期待されることもあり、金や原油など商品相場が堅調となっていることで好決算につながるとの見方もあり、総じて堅調な地合いとなっています。欧州金融不安や中国など新興国のインフレ懸念、中東・北アフリカ情勢の緊迫化、日本の原子力発電所問題などが一段落となり、米財政赤字や長期債務格付けの見直しなどの懸念材料も特に取り沙汰されることもなく、好調な決算=順調な景気回復を織り込んでいると言う状況で、これらの懸念材料が大きく取り沙汰されることがなければ堅調な地合いが続くものと思われます。

 個別には前日の引け後に予想を上回る決算を発表したアップルやクアルコム、朝方発表した決算が予想を上回ったトラベラーズやデュポンなどが買われて堅調、大幅高となり、IBMやインテルなども見直し買いが入り堅調となりました。GE(ゼネラル・エレクトリック)は売上高は予想を上回ったものの伸び率が足りないと言う見方もあり、利益確定売りに押されました。ただ、キャタピラーやフォード・モーターなど景気敏感株は堅調、商品相場が堅調でエクソン・モービルなどの石油株、パブリック・ゴールドなどの金鉱株、アルコアなどの素材株も軒並み堅調となりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は米国株高などを受けて堅調となりました。米ハイテク企業の好決算が続いていることや商品相場が堅調となっていることで、世界的な景気拡大、回復が続いていると言うことが改めて認識されているような感じです。日本では大震災の影響や原子力発電所問題などがあり、上値も重くなりましたが売り急ぐこともなく堅調となりました。

 米国株が引き続き堅調となっていることから日本市場でも堅調な地合いが続くものと思います。ただ、米国市場が3連休となることや日本でも決算発表が本格化する週末とと言うこともあり、手仕舞い売りなどに上値を押さえられてしまいそうです。為替が円高に振れた分、冴えない展開となるかと思われます。商品相場も堅調で信用収縮懸念が薄れていることで、日本市場にも見直しの気分もあるのでしょうが、決算発表の本格化を前に積極的に買い上がるようなこともないと思われます。電力不足関連(?)銘柄などは堅調な底堅い展開が続くのでしょうが米ハイテク銘柄の好決算に連れて買われたハイテク銘柄などは利益確定売りに押されるものもあると思います。

 日経平均はまだまだ9500円〜600円水準での底堅さを確認するような動きが続くのだと思います。むきになって売り急ぐ理由もないのですし、決算発表で芳しくない結果が見られても大震災の影響などが懸念されていることから、ある程度は織り込まれているものと思われます。原子力発電所事故の解決が見られないと好決算の発表にも素直に付けないのでしょうが、9800円〜900円水準までは戻ると思われます。当面は決算動向をにらみながら右往左往しても、この狭い範囲での動きが続きそうです。

       1|2 次のページへ

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -

ITmedia 総力特集