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日経平均 | 9685.77円 | △78.95円 |
売買高 | 16億8307万株 | − |
売買代金 | 1兆1380億5100万円 | − |
値上がり銘柄 | 812銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 700銘柄 | − |
騰落レシオ | 103.64% | ▼7.10% |
米国株高や米ハイテク銘柄の好決算に反応して堅調
米国株が大幅高となったことやユーロが高くなったこと、米国市場が引けた後に発表された米ハイテク企業の決算が予想を上回ったことなどから買い先行となりました。ただ、昨日の大幅高で米国株高を織り込んでいたことに加え、為替が円高気味となったこと、また、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)も株数では買い越しながらも金額では売り越しと方向性が見えないことなどから、寄り付きの買いが一巡した後は上値も限定的となりました。日経平均が9700円を付けると目先的な達成感もあり、上げ幅縮小となりました。
後場も堅調な地合いが続き、先物にまとまった買いが入ると再度9700円水準を超える場面もありました。ただ、円高傾向が続いたことや原子力発電所事故の処理がいっこうに先が見えないことなどから、早めの利益確定売りなども嵩んで上値も限定的、値持ちは良いのですが積極的に買い上がる動きも限られ、指数の方向感が見られませんでした。最後は手仕舞い売りに押されて上げ幅を縮小、堅調ながらも今一つ盛り上がりに欠ける展開となりました。
小型銘柄も堅調ながらも上値の重い展開が続きました。ハイテク銘柄を物色する動きや調整となっていた代替エネルギー関連銘柄などを買い直す動きも見られたのですが、一方で復興期待で買われていた銘柄などには利益確定売りもあって、指数は小動きとなりました。東証マザーズ指数は堅調、日経ジャスダック平均は小幅高、ジャスダックTOP20は小幅安となりました。先物は散発的にまとまった売り買いが見られ、指数を押し上げる、あるいは押し下げるような場面もみられましたが、大きく方向づけるような断続的な売り買いは見られませんでした。
米国企業の業績はかなり好調となっているようですが、日本企業は大震災の影響も懸念されて決算発表を前に積極的に買い難い展開となっています。日経平均の9500円〜600円水準では押し目買いや買い戻しも見られるのですが、戻りを試す過程では買い直す動きと言うよりは早め早めの利益確定売りが多くなるようです。自家発電装置や蓄電池など停電対策、電力不足対策に関連する銘柄の業績向上は期待されるものの、原子力発電所事故が解決しないことには物色も限られてしまうと言うことなのでしょう。
堅調ながらも上値の重い展開で、まだもみ合いの範囲の中での動きなのですが雲を抜けて「三役好転」となりました。RSIは方向感はなくまだ上値も重く、雲のサポートを確認するような場面もあるのでしょうが、ストキャスティックスは底値圏からの反発となっており、堅調な地合いは続くのだと思います。
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