デジタルサイネージ向けコンテンツ配信サービスを開始 NEC

» 2011年04月19日 16時20分 公開
[伏見学,ITmedia]

 NECは4月19日、デジタルサイネージ(電子看板)を基盤としたコンテンツビジネスに参入すると発表した。同日より情報コンテンツ配信サービスの販売を開始する。

 サービス内容は、新聞社やコンテンツプロバイダーからニュース、金融情報、医療関連コンテンツ、写真コンテンツ、天気予報などの情報提供を受け、NECのコンテンツ配信サーバでデジタルサイネージ向けにコンテンツを配信するというもの。コンテンツの種類や形式、配信スケジュールなどは顧客企業の要望に合わせる。コンテンツの提供元は、現時点で共同通信社、QUICK、産業経済新聞社、時事通信社、ディー・エル・イー、日本気象協会、ヤフー、読売新聞東京本社となっている。

 コンテンツ配信サービスの提供価格は、月額2万円(税別、基本料金+1社のコンテンツをパネル1枚へ配信する場合)から。NECは今後3年間で10億円の売り上げを目指す。

 これまでNECでは、デジタルサイネージの配信システム、ディスプレイをはじめとする表示機器の提供、ネットワーク環境の構築、コンテンツの価値測定のための視認効果測定サービスなど、さまざまなデジタルサイネージ関連ソリューションを提供しており、国内で約2500社、3万5000パネルの導入実績がある。

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