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日経平均 | 9653.92円 | △12.74円 |
売買高 | 22億1553万株 | − |
売買代金 | 1兆3810億6500万円 | − |
値上がり銘柄 | 1173銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 355銘柄 | − |
騰落レシオ | 88.83% | △2.35% |
手掛かり難のなか、先行きへの不安も根強く、最後は堅調だが冴えない展開
米国市場が堅調となりましたが、シカゴ市場(CME)の日経平均先物が軟調となったことや円高に振れたことなどから売り先行となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)も売り越しと伝えられたこともあり、寄り付きの売りが一巡となっても冴えない動きとなりました。ただ、業績の下方修正などが見られた銘柄でも底堅さが見られるなど売り一巡感もあり、底堅さも見られ、狭い範囲での動きとなりました。
後場も手掛かりに乏しく冴えないながらも底堅い動きとなり、方向感に乏しい展開となりました。復興需要などの対する期待もある一方で原子力発電所問題も懸念され、大震災の影響が企業業績にどの程度影響するのかも計り切れておらず、目先の材料には反応するものの、あくまでも目先的な動きに止まり、大きな動きとはなりません。最後は先物主導で堅調となりましたが、個々の材料も物色動向として注目されることもなくあくまでも個々の動きに止まると言う状況で指数を大きく方向付けることもありませんでした。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものも見られ、堅調となりものが目立ちました。東証マザーズ指数や日経ジャスダック平均は堅調、ジャスダックTOP20はインターネット関連銘柄や太陽光発電関連銘柄などが買われ大幅高となりました。先物はまとまった売り買いはほとんど見られず、目先筋のまとまった売り買いに指数が振らされる場面も見られましたが方向感を示すわけでもなく、小動きとなりました。ただ、後場中ごろからは買い戻しを急ぐ動きも見られ、指数を押し上げる展開となりました。
昨日と同じように後場中ごろから先物に買いが見られ、手掛かり難の中で指数を押し上げましたが、相変わらず物色対象が絞られるわけでもなく、指数に絡むテクニカル的な要因での買いではないかと思われます。原子力発電所の問題から外国人が日本から脱出している中で投機的な資金でも単純に日本株買いになるとは考えにくく、単純に日本の株価が売られ過ぎとか、企業業績の回復が期待されると言うことではなく、単純に持高調整か何かで買わなければならないと言うことなのかもしれません。
転換線に上値を押さえられてはいますが、底堅さも見られます。RSIは方向感はなく、ストキャスティックスは下落が続いて下値余地もあり、まだ遅行線が日々線に絡む日柄までは下値を試すような場面もありそうですが一方で底堅さも見られるものと思います。
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