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» 2011年04月13日 14時00分 UPDATE

深澤直人×アレッシィ「柴犬」のような鍋 (2/2)

[本間美紀,Business Media 誠]
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 そしてアレッシイといえばステンレスだ。日本ではデザイングッズの会社という印象が強いが、もとは金物製造につよい北イタリアのオメーニャ市に始まる職人の一族で、金属加工や製造がその始まりである。アレッシィとして創業したのは1921年。真鍮と洋銀の家庭用品メーカーとして発展し、1950年代からデザイナーとの先進的なプロダクトの製造に乗り出している。

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 創業当時の製品には伝統的な意匠をふまえて、無駄な線を削ぎ落とした美しいものがあり、深澤氏は打ち合わせのときに、そんな過去の製品からも大いに刺激を受けたという。そういう意味で、今回の「SHIBA」はアレッシィの持つ金属技術の本質や基本を掘り起こしたプロダクトでもあるといえる。この点も深澤氏らしい視点だ。

 そして高い技術はこの新製品にも生かされている。まず本体。アルミとステンレスを3層にはさんだ2.5ミリ厚の構造で、熱伝導率がいい。フチは外側に反り返り、片手鍋では薄い注ぎ口がついている。これがわずかに傾けてスムーズに流れるように、苦心したフォルムだという。

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 柄も木と樹脂の2種類があり、柄の先端に向かって指かかりとなる鈍角のエッジを設け、持った手が滑らないように配慮されている。フタは中が中空で熱くならない。料理する人が快適にスムーズに作業できるように、忠犬のように仕えてくれるのだ。

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 深澤氏は「日本の家庭でインスタントラーメンをつくるように、気軽に使ってほしい。実はそんな思いもあるんですよ。料理上手な人は、ごく最小限の鍋でおいしいインスタントラーメンをつくれるんじゃないかな」と意外な着想も披露。ちなみに深澤氏自身はどんなラーメンが好きかという質問には「シンプルな塩ラーメン」と彼らしいお答え。

 MADE IN ITALY、アレッシイブランド。立派な肩書きをもつ新製品ではあるが、まずは日本の暮らしで普通に使って、長く愛用してほしい。深澤氏とアレッシイのそんな思いが込められた鍋である。

  • 3層構造ストックポット 2万8350円(20センチ/柄は木製)
  • 3層構造ソースパン 2万4150円(18センチ/柄は木製)
  • 3層構造キャセロール 1万9950円(20センチ/柄は木製)
  • 3層構造フライパン 2万7300円(18センチ/柄は木製)
  • 落としぶた 5250円(ヒバ材)

お問い合わせ:

アレッシィショップ青山 tel.03-5770-3500


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