「ミミオ図書館」被災地に贈るメッセージ入り絵本を募集

» 2011年04月07日 08時00分 公開
[エキサイトイズム]
エキサイトイズム

エキサイトイズムとは?

「高い美意識と審美眼を持ち、本物を知った30代男性」に向けたライフスタイルのクオリティアップを提案する、インターネットメディアです。アート、デザイン、インテリアといった知的男性の好奇心、美意識に訴えるテーマを中心に情報発信しています。2002年11月スタート。

※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。


 東京・市谷田町のミヅマアートギャラリーでは、アーティストの鴻池朋子氏が発起人となり「ミミオ図書館」プロジェクトを呼びかけている。「ミミオ」は鴻池氏によるキャラクターで、白いふわふわの丸に手足の生えた不思議な生き物。以下は、鴻池氏からのメッセージ。

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 みなさんの大好きな絵本、心に残った絵本、贈りたい絵本を寄贈してください。寄贈いただいた絵本は私が責任をもって東日本大震災の被災地に届けます。今すぐでなくとも、少し後できっと役立つものとして、「ミミオ図書館」を設立します。

 今後、被災地の情報が次第にあきらかになり、人々の衣食住が見えてくる頃をめどに、先方の希望に沿う形で、この図書館が届けられ閲覧できるようなシステムをつくってゆきます。まずその第一歩として本日より収集を始め、図書館開架までの準備期間としてスタートといたします。

 本は絵本のみを受け付けます。これは絵本に入るかなあ? と迷った方は絵本窓口の司書にご相談ください。私も美しい図鑑や写真集は今回の絵本の中に入れてもらいたいと思っています。寄贈シートがミヅマアートギャラリーホームページからダウンロードできますので、そのシートに寄贈者からのエピソードやメッセージを一言ご記入下さい。日付と震災からの日数も書き込みます。この日付は私たちが日常を取り戻していく上で、忘れないための重要なカウントです。そして寄贈シートと共に絵本窓口へ持ち込むか、もしくはお送りください。自分の本棚から選んだ一冊、新たに購入する一冊でもかまいません。その購買は全てにつながっていますから。

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 私は絵本に随分お世話になりました。つらいとき寂しい時、多くの独りの時間を絵本と遊び豊かに過ごしました。海外絵本もたくさん読みました。字が読めなくとも、絵や色が異次元の扉を開きました。海外へも窓口をもうけ世界中から絵本を収集します。

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 また、このプロジェクトにご賛同いただき、もし友人知人の絵本を集めるミミオ図書館出張所・絵本窓口になってもらえる方々がいましたら、どうぞご連絡お願いします。絵本は今すぐ役立つ物資でもなく、お腹が一杯になるものでもなく、また、誰かの換わりにもなりません。しかし、いつも側にあってそしていつかは人間以外の友人のようになります。そして何よりも、絵本を読む想像力とは、恐ろしくもたくましい、生きるエネルギーを持っているのです。

平成23年3月26日設立 ミミオ図書館館長 鴻池朋子

絵本窓口:ミヅマアートギャラリー内 ミミオ図書館

162-0843 新宿区市谷田町3-13 神楽ビル2F

tel.03-3268-2500 fax.03-3268-8844


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