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» 2011年04月06日 17時07分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:円安を好感することはなく、「日本売り」で冴えない展開 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 9584.37円 ▼31.18円
売買高 27億1077万株
売買代金 1兆6017億5700万円
値上がり銘柄 264銘柄
値下がり銘柄 1345銘柄
騰落レシオ 79.27% ▼8.56%

日経平均

円安を好感することはなく、「日本売り」で冴えない展開

 米国市場は引き続き底堅い堅調な展開が続き為替も更に円安となったことから、買い先行となりました。ただ、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が売り越しと伝えられたことや中国の利上げを懸念する向きもあり、寄り付きの買いが一巡となった後は見切売りも嵩んで軟調となりました。大震災の影響や原子力発電所問題、計画停電の問題が片付いたと言うことでもなく、引き続き「日本売り」と言う様相でじり安となりました。

 後場に入ると目先筋の買戻しもあって戻りを試す場面も見られました。ただ、手掛かり難の中、原子力発電所に新たな問題が見られるなど相変わらず買わない材料もあり、売り急ぐ動きはないものの冴えない展開が続きました。企業業績の動向も大震災の影響を織り込み切れず、計画停電もどこまで企業業績に影響があるのかも読み切れず、売られ過ぎの一巡感もあって、買い手控えとなっているようです。

 小型銘柄も見切売りが続き軟調となるものが目立ちました。太陽光発電関連なども物色一巡感から冴えないものが多く、物色対象も絞り切れず、値動きの悪さもあって幕間つなぎ的に買われるものも見られないと言う状況です。東証マザーズ指数と日経ジャスダック平均は軟調、ジャスダックTOP20は大幅安となりました。先物もまとまった売り買いは少なく、小口の売り買いで右往左往するのですが、買いが入らないから売ると言うような感じで大きく方向感を出すような動きはありませんでした。

 相変わらず「日本売り」の様相ですが、逆に言えば原子力発電所問題が大きいにも関わらず底堅いとも言えそうです。9500円〜600円水準を中心に先行きが見えないなかでもみ合いとなりそうです。9500円を割り込んで9000円が近づくと今の段階では売られ過ぎ感が強まるのでしょうし、9600円を超えて9800円水準になると、ここまで買って良いのかどうか不安になって、ちょっとした材料で売り急ぐと言うことなのでしょう。

テクニカル分析

日経平均

 転換線のサポートを試す動きが続いています。それでもまだストキャスティックスは高値圏にあり、RSIもようやく上昇が止まったところであり、まだ基準線のサポートを試すような場面も見られ、底堅いながらも上値の重いもみ合いが続くのではないかと思います。

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