旅行の新スタイル、経験者が語る「カウチサーフィン」の魅力と注意点世界一周サムライバックパッカープロジェクト(4/5 ページ)

» 2011年04月05日 08時00分 公開
[太田英基,世界一周サムライバックパッカープロジェクト]
世界一周サムライバックパッカープロジェクト

カウチサーフィン、7つの注意点

 さまざまなメリットがあるカウチサーフィン。しかし、トラブルも起こりがちなので、次のような点には注意しましょう。

(1)ホストのロケーションを要チェック。

 基本的なことではありますが、事前にホストのロケーションをチェックすることは重要です。「駅から遠い」というように、あまり良くないロケーションに位置している可能性があります。事前にホストに住所やアクセス方法をしっかりと確認しておきましょう。

(2)宿泊日数は2〜3日が基本

 大半のホストは受け入れ日数を2〜3日に設定しています。気が合って1週間〜1カ月間泊めてもらっている人の話も聞きますが、ホストとしても、実際に会ってみないとどんな人か分からないので、とりあえず2〜3日を上限に設定していることが多いようです。

(3)社会人だと会う時間はランチか夕方以降、もしくは週末に

 これは気遣っておくべきポイントなのですが、恐らく登録者の大半は働いている人でしょう。

 日中働いている人と会う場合は、ランチ、もしくは夕方以降か週末の時間帯となります。ホストの家に泊めてもらう場合は、夕方に待ち合わせをするケースが多いです。僕は泊まらない時でも、夕方に待ち合わせて晩御飯を一緒に食べに行ったりしますね。

(4)ホストの生活サイクルに合わせましょう

 ホストが1人暮らしの場合、朝に仕事で出かける時にあなたも一緒に出ることになります。そのため、ホストの通勤時間帯にもよりますが、8時に出るなど、旅行者にしては割と早めになります。

 僕の場合は朝にホストの家を出て、近くのカフェでPCをしたりして時間が過ぎるのを待ち、10時を過ぎたら大体の観光施設は開いているので移動を始めるようにしています。ホストとしても出会ったばかりの人に、自分がいない家を空け渡すのは難しいですよね……。ロケーションや状況によっては、非常に面倒になる時もあるのでご注意を。

(5)女性は要注意!

 これだけ魅力的なカウチサーフィンですが、やはりトラブルもあります。過去にカウチサーフィンで出会った人がレイプされたという残念な事件が発生しています。もちろん、運営も認証などの努力をしているものの、そういった犯罪を完璧に防ぐことはできません。

 特に注意が必要なのは女性。ということで、現在僕が知っている対策方法をお教えします。

1.できるだけ独身男性の家には泊まらない。女性ホストか、家族ホストにオファーしよう

2.男性ホストの友人やレビュー一覧をチェックして、明らかに女性しか泊めていないような男性は避けよう

3.ホストの友人数とレビュー内容をチェックして、信頼に足る人物かどうか見極めよう

4.カウチサーフィンにはVouchという友人からの人物推薦機能があるので、利用してみましょう(ただ、まだVouch機能がそこまで普及していないので、Vouchされている人だけに絞るとホストが見つからないかもしれません)

 万が一の事態が起きても自己責任となるので、十二分に注意してホストを選ぶことが大事です。

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