ロールス・ロイスが電気自動車? コンセプトを出展(1/2 ページ)

» 2011年04月04日 08時00分 公開
[日岐まほろ,エキサイトイズム]
エキサイトイズム

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※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。


 ロールス・ロイス・モーター・カーズは、ジュネーブモーターショーにおいて「ファントム」をベースとしたEVのプロトモデル「102EX」を発表した。102EXはロールス・ロイス内において「ファントム エクスペリメンタル エレクトリック(ファントムEE)」とも呼ばれる試作車両。ロールス・ロイスにおける代替ドライブトレインを用いた超高級車開発の姿勢を示す1台として出展されたもので、現在のところ製品化は計画されていないという。

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 ベースとされるファントムは、最高出力338キロワット(約453馬力)、最大トルク720ニュートンメートルの性能を持つ排気量6.75リットルV型12気筒エンジンを搭載する。それに対し102EXは、合計最高出力290キロワット(約390馬力)、最大トルク800ニュートンメートルを発生させる、2基のモーターをリアサブフレームに搭載。時速160キロの最高速度と力強い加速性能を備えている。

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 バッテリーにはリチウムイオン構造バッテリーの中でも、より性能に優れるNCM(ニッケル、コバルト、マグネシウム)系バッテリーを採用。計116セル、5モジュールからなるバッテリーパックの総重量は640キロに及ぶが、その蓄電容量は乗用EVとしては世界最大となる71キロワット時を誇る。

 充電方法はケーブル接続によるもののほか、物理的な接続をせずに充電が可能な、無線充電用の誘導チャージャーも搭載される。これは、ケーブル接続による充電の不便さの解消や、新たな充電ネットワーク構築の可能性研究のため取り入れられたものだ。

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