カシオ計算機は、バーゼルワールド2011会場でG-SHOCK FROGMANの特別仕様モデル「GWF-T1000BS」を発表した。ケースに純チタンの3倍硬い「64チタン合金」を採用した。価格は15万7500円、200個限定で5月に発売する(※2011年4月12日追記:本モデルは東日本大震災の影響により部品の調達が困難となったため、発売が延期された。発売時期は未定だ)。
FROGMANは、過酷な環境下での使用を想定した「Master of G」シリーズの中でも水圧に強いタイプで、ISO規格準拠の200メートル潜水用防水性能を備える。手の甲への干渉を考慮した独特な左右非対称ケースのほか、スクリューバック、サイドボタン、ボタン軸などを64チタン合金(チタン90%、アルミニウム6%、バナジウム4%)を採用した。ステンレスケースのベースモデルに比べると約26%の軽量化となる。
高硬度ゆえに加工が難しいといわれる64チタン合金を使いつつも、ボタンホールは2.5ミクロンレベルの精度で開けた。従来モデルではパイプ状のパーツを使って機密性を保持していたが、この精度によりパイプなしでもダイビングに耐え得る構造にできた。また、スクリューバックには、カエルのキャラクターを立体的に削り出したほか、1時側と5時側にある飾りビスに人工ルビーをあしらっている。
世界6局の標準電波を受信する「マルチバンド6」やソーラー充電システム「タフソーラー」といった機能のほかに、潜水時間やインターバルタイムを計測するダイビング機能や、10本分の潜水ログデータ、月齢を表示するムーンデータ、潮周りを3段階で表示するタイドグラフなどを搭載する。サイズは58.3×52.8×18ミリ(縦×横×厚さ)で、重さは約86グラム。
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