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» 2011年04月01日 08時45分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:手仕舞い売りに押されて軟調なものが目立つ (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<日経平均>9755.10△46.31

<TOPIX>869.38△3.29

<NYダウ>12319.73▼30.88

<NASDAQ>2781.07△4.28

<NY為替>83.14△0.27

欧州財政問題に対する懸念や週末の雇用統計の発表を前に手仕舞い売りに押されて軟調なものが目立つ

 雇用指標の改善は期待されるものの、週末の雇用統計の発表を前に利益確定売りも嵩みました。欧州金融不安も根強く、欧州の金融株下落に連れて米金融株も軟調となり、指数の足を引っ張る格好となりました。シカゴ購買部協会景気指数(PMI)は小幅に低下となりましたが、予想を上回ったことや雇用指数が上昇となったことから特に悪材料視されることもなく、日本の大震災の影響は懸念されるのですが、景気回復を織り込んで基調は強含みと見る向きが多いようです。

 さすがに注目される経済指標の発表を控えてしっかりと戻っていたことから利益確定売りも出やすかったものと思われます。日本の大震災の影響や欧州金融不安、中東情勢は相変わらず懸念されるものの、順調な景気回復が確認されていることから、そろそろ「QE2の後」が気になるという面もありそうです。為替もこれまでのドル安政策からドル高へと向かっているようでもあり、ここから始まる1〜3月期の決算動向を見ながら、金融政策を見ながら一喜一憂することになりそうです。

 個別には投資判断の引き上げのあったテスラ・モーターズが急伸、連れて、というわけでもないのでしょうが、フォード・モーターも高くなりました。大幅増益決算を発表したにもかかわらずモザイク(肥料大手)が軟調となったように利益確定売りに押されるものも多く見られました。欧州財政問題などから欧州金融株が売られ、連れてJPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカ、シティグループなどが軟調となりました。金先物や原油先物が堅調となり、パブリック・ゴールドなど金鉱株は高くなりましたが、エクソン・モービルなど石油株は軟調となりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は大震災の売られ過ぎ修正の一段落もあって円安にも関わらず冴えない展開となりました。寄り付きは米国株高や円安を好感して買い先行となり、冴えない展開が続いたのですが、最後は月末、期末と言うことで「お化粧買い」も入り、堅調とはなったものの、物色対象も定まらず方向感のない展開でした。

 本日の日本市場は米国株はまちまちとなり方向感はなかったのですが、為替がさらに円安に振れたことで、好感する動きになるのかどうかが注目されます。朝方日銀短観も発表になりますが、調査基準日が大震災当日となっていたこともあり、市場への影響はあまりないのではないかと思います。中国の経済指標が発表になり午後から動きが出る可能性はありますが、週末ということもあり、積極的に買い上がり難く、方向感のない展開となるのだと思います。

 引き続き持高調整の売り買いなど目先の需給に振らされて方向感のない展開となるのでしょうが、9700円台での底堅さを確認すると目先的に9800円〜900円水準の節目を目指すことになるのでしょう。下値は9500円〜600円水準での底堅さを試す場面もありそうです。引き続き指数に絡む目先の需給に振らされながら幕間つなぎ的に代替エネルギー関連銘柄などを物色する動きとなりそうです。

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