東電管内の住民に聞く、節電している家電製品は?

» 2011年03月31日 12時51分 公開
[Business Media 誠]

 震災以降、節電のためにいつもより利用を控えている家電製品は何だろうか。東京電力管内で生活する人に、震災前に日常的に使用していたモノ(A)と震災以降、節電のためにいつもより利用を抑えているモノ(B)を聞き、(B)÷(A)を“節電してる度”として求めた。その結果、“節電してる度”が最も高い家電は「冷暖房兼用エアコン」(70%)であることが、アスク・スマートリーの調査で分かった。

 次いで「その他の暖房機器」(54%)、「家庭用ゲーム機」(50%)、「電気カーペット」(47%)、「電気毛布」(42%)と続いた。暖房器具を節約している人が多いことについて、「電気使用量が多いという認識に加えて、“ちょっと厚着すれば我慢できる”という手軽さが、広く暖房機器の利用抑制につながっているのでは」(アスク・スマートリー)としている。

 一方、“節電してる度”が低かったのは「IHクッキングヒーター」「冷蔵庫」(いずれも10%)、「炊飯器」(11%)、「トースター」「掃除機」(いずれも12%)、「洗濯機」(13%)という結果に。生活必需品にまで踏み込んで利用を抑制している人は1〜2割にとどまった。

(出典:アスク・スマートリー)

家庭での節電量、どのくらい?

 あなたの家庭でこのまま節電を続けると、節電しなかったときと比べてどのくらい電力使用を抑えることができると思いますか? 「節電している」(432人)人に聞いたところ、感覚値として「10%くらい」(51%)が約半数。「20%以上」節電できているという人は合わせて36%だった。

(出典:アスク・スマートリー)

インターネットによる調査で、東京電力管内で生活している472人が回答した。調査期間は3月28日から29日まで。

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