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日経平均 | 9708.79円 | △249.71円 |
売買高 | 31億0382万株 | − |
売買代金 | 1兆8044億3800万円 | − |
値上がり銘柄 | 1395銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 210銘柄 | − |
騰落レシオ | 97.85% | △11.37% |
米国株高や円安を好感する動きに、昨日と同じような持高調整の買いもあって大幅高
米国株が堅調となったことや為替が円安に振れたことから、買い先行となりました。ただ、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が売り越しと伝えられたこともあって、寄り付きの買いが一巡となった後は上値も重く、節目と見られる9500円水準で小動きとなりました。その後いったん値段のついた電力株がストップ安売り気配となったことから、指数を押し上げるような買いが入り一段高となりました。
後場に入ってからも昨日と同じように指数を押し上げるような動きがあり、現物株が買われると先物が買われ、オプションのヘッジとして先物を買う動きや債券先物を売って株式先物を買う動きなどもあって指数を押し上げたものと思います。個別の株を買う要因が多かったというよりは指数を押し上げる要因が多く。大幅高となったものと思います。物色対象が絞られたわけでもなく、大幅高ですが方向感の見え難い相場でした。
小型銘柄も堅調なものが多かったのですが、目先の値動きに連れて買われるという状況で小型銘柄も物色対象がはっきりしませんでした。東証マザーズ指数は堅調、ジャスダックTOP20と日経ジャスダック平均は大幅高となりました。先物は散発的にまとまった買いが見られ、指数を押し上げる場面もあったのですが、逆に指数が押し上げられて先物が買われるという場面も多かったような感じです。
期末ということでいろいろな思惑で市場が動いているものと思います。個別企業や業種、あるいは材料で動いていると言うよりは株価が動いて材料を探すようなことが多くなっています。目先の需給要因に材料をつけていると言うことで、物色対象もはっきりせず、売られ過ぎの修正ということでもなく、方向感は見え難くなっています。原子力発電所の動向は小康状態となっていますが、解決がはっきりとすれば復興関連銘柄なども買われるのでしょうが、それまでは目先の需給に振らされる動きが続きそうです。
基準線を抜けてきました。先週火曜日の大きな陽線の上値を抜けて、もみ合いを放れた格好となりました。ストキャスティックスは高値圏にあるもののRSIは上値余地があって上昇となっており、大震災後の急落した水準を試すことになりそうです。基準線の下落は続く可能性が高く、基準線を抜けたことで底堅さは見られるのでしょうが上値も重いかもしれません。
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