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» 2011年03月23日 08時39分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:利益確定売り、戻り売りに押されて軟調 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<日経平均>9608.32△401.57

<TOPIX>868.13△37.74

<NYダウ>12018.63▼17.90

<NASDAQ>2683.87▼8.22

<NY為替>80.95▼0.07

中東情勢の落ち着きも見られるが、利益確定売り、戻り売りに押されて軟調

 中東情勢の落ち着きや日本の原子力発電所事故の悪化も見られず、特に注目される経済指標の発表もないなかで底堅い堅調な地合いとなりました。急騰直後言うことで、利益確定売りや戻り売りに押されて指数は上値が重く軟調となりましたが、特に売り急ぐ動きもなく、景気回復、業績回復を織り込みながら底堅い展開となりました。原油や金の先物価格も高く、信用収縮懸念も薄れており、為替も落ち着いていることもあって、センチメントは決して悪くないようです。

 依然として中東情勢、日本の原子力発電所事故など懸念材料は解決するわけでもなく、売られ過ぎの修正は見られても積極的に最後まで買い上がるような動きにはなれないようです。利益を確保しながら、景気回復を確認しながら買い進むという感じです。世界的な景気拡大の流れに変化はなく、引き続き米国企業の回復は続くとの見方も強いようで、目先の懸念材料は多いものの、基調は強含みと言うことだと思います。

 個別には多機能携帯端末の新製品の発売日や価格などを発表したリサーチ・イン・モーション(RIM)は上昇、投資判断の引き上げのあったノードストロームも堅調となりました。景気回復基調には変わりないということで、IBMやアップルは高かったのですが、インテルやGE(ゼネラル・レクトリック)が軟調となるなど景気動向に敏感なハイテク銘柄はまちまちとなり、原油や金の価格も堅調となったのですが、エクソン・モービルやパブリック・ゴールドが軟調、シェブロンやニューモント・マイニングが堅調となるなど、利益確定売りに押されるものも多く、石油株や金鉱株もまちまちとなりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は3連休中の米国株が大幅高となったことや海外から日本株への買い意欲が強く、買戻しも交えて外国人が大幅買い越しと伝えられたこともあり、大幅高となりました。日経平均は節目と見られる9500円〜600円水準まで戻りましたが、物色対象が絞られているわけでもなく、まだ漠然と売られ過ぎ銘柄の修正という域を出ないようです。原子力発電所事故の解決が見られたわけでもなく、為替も円高気味というなかでの大幅高だけに売られ過ぎの修正ということなのでしょう。

 米国市場は戻り一服となり、日本市場もさすがに戻り一服となって来そうです。それでも中東情勢の落ち着きも見られ、為替も円高気味ながらも落ち着いており、底堅さは見られるものと思います。原子力発電所も特に解決に向けて進展もないのですが、悪化も見られず、まだ売られ過ぎの修正が終わっていないと見られるような銘柄は堅調な推移となりそうです。昨日までのような外国人の買いが見られるのかどうかで市場のセンチメントも変わりそうです。

 9500円〜600円と言う一つの節目の水準まで一気に戻り、今度は9500円〜600円水準での底堅さを確認することになりそうです。原子力発電所事故の悪化が見られない限り目先筋の利益確定売りをこなしながら底堅さは見られるものと思います。売られすぎの修正が終わっていないものも見られ、指数は底堅さも見られるのでしょう。9500円〜600円水準での底堅さを示せれば、次は10000を意識する水準まで大震災の影響が少ない銘柄や復興需要が期待される銘柄などを中心に買い直されることになるのでしょう。

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