− | − | − |
---|---|---|
日経平均 | 8605.15円 | ▼1015.34円 |
売買高 | 57億7715万株 | − |
売買代金 | 3兆0947億5900万円 | − |
値上がり銘柄 | 34銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 1637銘柄 | − |
騰落レシオ | 72.82% | ▼9.72% |
米国株安に加え原発の爆発や放射能拡散懸念から大幅下落
米国市場が軟調となったことや寄り付き前に伝えられた原子力発電所の爆発を嫌気して売りが先行、大幅安となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)は買い越しと伝えられましたが、原発が新たに爆発をしたことや更に問題が大きくなっていることが嫌気されて売り急ぐ展開となりました。原子力関連銘柄はストップ安となって値段がつかないものも見られました。原発の爆発が与える影響や地震の影響を懸念する動きもあり、連日の大きな下げとなりました。
後場は一段安となる場面も見られました。昼の時間帯に首相と官房長官の会見があり、その会見で原子力発電所の爆発でこれまでにない事態となっていることが嫌気され、危機管理能力の欠如を嫌気する売りも嵩んで売りが先行、後場が始まる前に先物が大きく売られました。「サーキットブレーカー」も交えて先物が大きく売られたことで、前場の下値目処となっていた9000円水準を大きく割り込み、一時、1987年10月の「ブラックマンデー」に次ぐ下げ率となる場面も見られました。その後は目先筋の買戻しもあって下げ幅縮小となりましたが、それでも十分に大きな下げとなり、最後は売り直されるものもあり、歴代2位の下げ率となりました。
小型銘柄も見切売りが嵩んで大きな下げとなりました。連日のストップ安となる銘柄も見られるなど追証を気にした見切売りに押されるものも多く、東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均、ジャスダックTOP20は揃って大幅安、二桁の下げ率となりました。先物は朝方からまとまった売り買いが多く指数を下押す要因にも戻りを試す要因にもなっていました。下値を売り易いこともあり、先物主導で大きく下げ、大きく戻すことになりました。
地震の影響を織り込み始め、個々の企業の影響度合いを計るような展開となって来るかと思われましたが、原発の問題が大きくなり、危機管理能力の欠如もあって原発問題を理由に過去最高の売買高となるなかで売り急ぐ場面もありました。昨日同様に「アルゴリズム取引」が下げを加速させた面も、売買高を膨らませた面もあると思われますが、原発の問題が解決するまでは、「何が起こるのかわからない」というような恐怖感もあって、積極的に買えないと思います。原発に絡む「危険=リスク」が薄れるまでは下値を探る動きが続くものと思います。
大きな下落となりました。節目らしい節目もなく、心理的な節目と見られる8000円水準で下げ渋りとなって来るのだと思います。連日の大暴落で自立反発も期待されます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング