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» 2011年03月14日 10時44分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:日経平均、大幅下落 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<日経平均>10254.43▼179.95

<TOPIX>915.51▼15.33

<NYダウ>12044.40△59.79

<NASDAQ>2715.61△14.59

<NY為替>2715.61△14.59

大地震の影響を受ける

 日本の大地震の影響を懸念する動きやサウジアラビアの騒乱を懸念して売り先行となりました。その後サウジの騒乱も拡がりを見せないことや日本の地震の復興需要を期待する動きもあって堅調となりました。週末と言うことで、ここまで売られていたものに買戻しが入ったということなのだと思います。日本の石油需要が減退するとの見方から原油先物価格が軟調となったことでインフレ懸念が薄れたことも買い要因となったものと思います。

 大地震の米国経済への影響を推し量る展開となって来そうです。中東情勢の緊迫化もあり、積極的に買い上がり難い状況ではないかと思います。今後は景気回復を織り込みながら目先の懸念要因をどのようにしてこなしていくかと言うことでしょう。欧州金融不安も薄れるものと思われ、信用収縮の動きが一段落となれば、戻りを試す展開となって来るのでしょう。

 個別には多機能携帯端末に新型を発売したアップルが堅調、連れてインテルやIBMなども高く、ハイテク銘柄は総じて堅調となりました。欧州金融不安が薄れたことから、JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカなど金融株も軒並み堅調、石油精製大手に英国の精製施設を売却すると正式に発表したシェブロンも堅調となりました。日本の地震の復興需要期待からキャタピラーが買われ、アルコアやGE(ゼネラル・エレクトリック)も高くなりました。

本日の相場

日経平均

 先週末の日本市場は米国株安などから売り先行となり、一時大幅安となる場面もありました。戻りかけたところで大きな地震があり、一斉に手仕舞い売りやヘッジ売りが嵩んで大幅安となりました。先物イブニングセッションでは一時日経平均は10000円を割り込むなど大きな下げとなりました。

 地震の影響がはっきりとするまで手仕舞い売りが嵩み下値を探る展開となりそうです。復興需要も期待されますが、今回の地震の経済的損失は数兆円規模とも言われており、さまざまな企業へのダメージが大きいということは否めないものと思われます。円安となるかと思われましたが、損害保険会社の保険金支払いのための海外資産の売却や海外保険会社の円買いへの思惑から円高になっており、売り材料となりそうです。海外情勢も気になりますが、まずは地震の影響を見極めると言うことになりそうです。

 日経平均は下値を探る展開となりそうです。本来であれば、10500円〜600円水準の節目を割り込むと10200円〜300円前後が下値目処となるのでしょうが、地震の影響が判明するまで10000円水準を目処として下値を試す展開となって来るのではないかと思います。10000円水準での底堅さが確認されてもいったんは戻りも鈍いのでしょうが、下落が続くと言うよりは戻りを試しながら底値固めとなってくるのだと思います。ただ、計画停電の影響も大きいものと思われ、落ち着くまでは売り材料となりそうです。

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