オンライン会社説明会やWebカメラでの面接も、イマドキの就活事情

» 2011年03月10日 17時45分 公開
[Business Media 誠]

 2011年卒の大学生の就職内定率(2010年12月1日時点)は68.8%と空前の低水準。こうした状況下でも内定を得た学生たちは、どのような就職活動を行ってきたのだろうか。

 就活ライブチャンネルの調査によると、この春就職する21〜25歳の男女に就職活動について尋ねると、プレエントリーした数は平均55社、説明会に参加した数は平均24社、面接を受けた数は平均14社であることが分かった。プレエントリーした数は「100社以上」が23.8%いるのに対し、「9社以下」も25.8%と多く、多い人と少ない人で二極化しているようだ。

 内定を得た数は「1つ」が63.5%だったが、「2つ」が24.0%で、「5つ以上」も3.8%いた。複数内定をもらった割合は男性(34.0%)より女性(39.0%)の方が高く、理系(34.9%)より文系(37.9%)の方が高かった。

内定の数(出典:就活ライブチャンネル)

Webカメラを使った面接を受けた人も

 ソーシャルメディアが急速に広まっているが、学生たちはどのくらい活用しているのだろうか。「普段使用しているソーシャルメディア」では、「mixi」がトップで59.0%。以下、「Twitter」が32.5%、「モバゲータウン」が14.8%、「Facebook」が12.8%、「GREE」が11.8%で続いた。

 ソーシャルメディアを就職活動に活用したか聞くと、「活用していない」が77.8%と多数派だったが、「mixi」(17.9%)や「Twitter」(6.3%)などを利用した人も少なくないようだ。

 具体的な活用方法では、「友人との連絡手段として活用していた」(59.7%)や「企業の採用情報を入手していた」(58.2%)がほとんどだったが、中には「オンライン会社説明会に参加した」(11.9%)や「Webカメラを使った面接を受けた」(3.0%)という人もいた。

 インターネットによる調査で、対象は2011年春に就職する21〜25歳男女400人(男性200人、女性200人)。調査期間は2月26日から3月8日。

就職活動における、ソーシャルメディアの活用方法(出典:就活ライブチャンネル)

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