先日、熊本市のスーパーに両親と来ていた3歳の女児が、親と離れた隙に殺害されるという事件が発生した。親は子どもの防犯に関して、どのような対策をしているのだろうか。
マイボイスコムの調査によると、小学生の子どもを持つ親の13.8%は、子どもが危険な目にあった経験をしたことがあると分かった。また、子どもの居場所が分からなくなって心配した経験のある親は48.1%と半数近くにのぼっていた。
家庭内で子どもに対する防犯教育を行っている親は81.6%と、5人に4人以上を占めていた。18.4%は行っていないことになるが、その理由としては「何をしていいか分からないから」(59.6%)や「学校で行っていると思うから」(36.4%)などが挙がった。「必要ないと思うから」はわずか9.1%で、防犯教育を行っていない親でも重要という意識はあるようだ。
具体的にはどんな対策をとっているのか。「子どもに持たせている防犯グッズ」を聞くと、最も多かったのは「防犯ブザー」で66.2%。以下、「GPS機能付き携帯電話」が13.4%、「GPS機能付きでない携帯電話」が5.9%で続いた。一方、「持たせていない」という親も25.4%いた。
インターネットによる調査で、対象は小学生の子どもを持つ親539人(男性247人、女性292人)。調査期間は2月10日から15日。
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