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日経平均 | 10693.66円 | △107.64円 |
売買高 | 23億0831万株 | − |
売買代金 | 1兆5679億7400万円 | − |
値上がり銘柄 | 968銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 518銘柄 | − |
騰落レシオ | 110.81% | ▼0.80% |
米国株高を受けて大幅高で始まり週末の手仕舞い売りをこなして値持ちの良い展開
米国株が大幅高となり、原油価格が上げ一服となってインフレ懸念も薄れたことから買い先行となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が買い越しと伝えられたことやユーロが高くなったこともあって、輸出株などを中心に買い気配から始まるものも多く大幅高なりました。ただ、米国での主要な経済指標の発表を控えた週末ということもあり、寄り付きの買戻しが一巡すると積極的に買い上がる動きも限られ、指数は小動きとなりました。
後場が始まっても値持ちの良い動きが続いていたのですが、上値の重さを嫌気しての見切売りやヘッジ売りも嵩んで上げ幅縮小となる場面もありました。それでも為替にも輸出企業のドル売り、ユーロ売りは見られるものの比較的おとなしい動きで、先物の仕掛け的な売り買いもなく一気に上げ幅を縮小すると言うこともありませんでした。総じて見ると最後まではっきりと方向感が出ると言うこともなく、案外値持ちの良い展開が続きました。
小型銘柄は値動きの良さについていくような動きで値を飛ばすものも見られ指数は堅調となりましたが、一方で週末と言うことで手仕舞いを急ぐ動きもありました。東証マザーズ指数、ジャスダックTOP20は大幅高、日経ジャスダック平均は堅調となりました。先物はまとまった売り買いはほとんど見られず、指数を動かすような場面もほとんどありませんでした。まとまった売りに押される場面もありましたが、追随する動きもなく大きな動きにはなりませんでした。
米国株高や円安に反応する場面もあったのですが、結局は外部環境などの影響は限定的で目先の需給に振らされる展開が続いています。米国の雇用統計の発表で米国景気の回復が確実視され、これ以上ドル安=円高とならないとの見方が多くなれば、円安を好感、企業業績の上振れ期待から10800円〜900円の節目を抜け、原油の供給停止などの事態が起これば下値の節目と見られる10500円〜600円水準を割り込むことになるのでしょう。
基準線のサポートを確かめた格好で大幅高となりました。それでもまだ、もみ合いの中での動きであり、方向感に乏しい展開が続きそうです。基準線のサポートを確認する場面もあるのでしょうし、高値を試す動きも見られるのかもしれません。RSIやストキャスティックスも方向感はなく遅行線が日々線に絡むまでもみ合いが続く可能性もありそうです。
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