「今は革新的なものを追求するのにたくさんの手段がある時代です。だからこそ、何か古いもの、普遍的ものを新しく解釈することで、見えてくることがあります。それは新しい素材や技術を追求するより、本当に人が必要とするデザインに近いことがあります。少なくとも私にとってはそうね。伝統を持つものを愛しています。それを現代のツール、スタイルに変換したいのです」(パトリシア・ウルキオラ氏)
ミラノとシカゴを拠点にする工業デザイナー、デフネ・コズ氏は「変貌する透視図」と題し、バーチャルとリアルの境目のない空間を提案する。展示には日本の無印良品の曲げ木椅子も登場(数年前にトーネットと開発したもの)。
そしてケルンの見どころは、何といってもドイツのデザイン家具ブランドが競って発表する新作。顔となるブランドの1つがCOR(コア)。ソファや椅子に強いブランドだ。「FOSSA」は背が簡単にシートから外せて、組み合わせを変えられるというもの。カラフルな色の組み合わせも新鮮だ。
「JALIS」は洗練されたクラフトモダン風のダイニングセット。細目のアッシュ材をレッグに使い、日本でも人気が出そうだ。
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