日本酒は、このハイボールの成功事例に大いに学ばなければならないと思います。端的に言えば、日本酒も次のような方向性でマーケティングに取り組むべきということになるでしょう。
- 日本酒を飲まないマス(大衆)層を狙うこと
- ビールと同じ程度のアルコール度数低め(5〜7%)で飲みやすくすること
- 食中酒として食事に合うこと
- オジンくさいイメージを払拭すること
- グラス1杯当たり、酎ハイ並みの安さであること
- 居酒屋などでの取り扱いを増やすこと
上記に対する商品面での解決策が「日本酒ハイボール」かどうかは分かりません。というか、いきなりそうした短絡的な解決策に飛びつくべきではないでしょう。根本のところから、ゼロベースで考えた方が良いと思います。ただ、日本酒復権のための基本的な枠組みは、どうやらブルーオーシャン戦略が使えそうです。
日本酒大好きな私(オジンですが)にとっては、近い将来、本格的な日本酒ブームが巻き起こることを切に願っています。(松尾順)
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