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以下、「どうなる、こうなる首都圏の鉄道網――(4)東京駅周辺編」(2008年10月31日)の冒頭部分を再掲します。「まとめ読み!誠 PDF」をダウンロードすると、東京駅周辺や成田新線などの記事を読むことができます。
JR京葉線改良計画の概要
名前が長くて説明しづらいため、ここでは「JR京葉線改良計画」としておく。この計画は「東京駅始発のJR京葉線を地下トンネルで西へ延伸し、三鷹駅でJR中央線と相互直通運転を行う計画」と、「JR京葉線の新浦安駅より西側とJR総武線の船橋より東を直通運転する計画」とによって構成される。また、新木場駅でJR京葉線とりんかい線を相互直通運転することも含まれる。JR京葉線の活性化、JR総武線とJR中央線の都心部の混雑緩和を狙う。また、東西方向の高速直通運行を促す計画でもある。
JR京葉線改良計画の現状
まったく進んでいない。将来に向けた動きも、目立った事柄は伝わってこない。
まずは「東京駅始発のJR京葉線を地下トンネルで西へ延伸し、三鷹駅でJR中央線と相互直通運転を行う計画」から解説しよう。
JR京葉線の東京駅は地下深くにあり、しかも東京駅(他路線)の南側、正確には有楽町駅に寄っていることから、乗客は大変不便な乗り換えを強いられている。不便な構造になった理由は、JR京葉線の東京−越中島付近までは、成田新幹線の計画を転用した経路だからだ。成田新幹線は東京都心部と成田空港の連絡を目的として計画されたが、1983年に工事は凍結している。
では、なぜ成田新幹線の東京駅を従来の東京駅の真下に作ろうとしなかったか。それは、成田新幹線を新宿方面に延伸し、中央新幹線(リニア中央新幹線)と接続する構想があったためである。東京駅の直下に駅を作ると、西に延伸する際に皇居に当たってしまうのだ。(続きは「まとめ読み!誠 PDF」で)
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