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» 2011年03月01日 16時12分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:売られすぎの修正もあって大幅高 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 10754.03円 △129.94円
売買高 22億2319万株
売買代金 1兆5421億7400万円
値上がり銘柄 1244銘柄
値下がり銘柄 300銘柄
騰落レシオ 117.92% △1.07%

日経平均

米国市場が堅調、中東の騒乱が一段落、中国のインフレ懸念も薄れ、売られすぎの修正もあって大幅高

 米国市場が堅調となったことや円安気味となったこと、月替わりで持高調整の売り一巡感もあったことから、買い先行となりました。原油供給停止懸念が薄れたことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が金額ベースで買い越しと伝えられたこともあり、寄り付きの買いが一巡となった後も値持ちの良い展開となりました。上値も重いのですが、利益確定売りを急ぐでもなく、逆に値持ちの良さをみて買戻しを急ぐ動きもあって堅調となりました。

 後場は中国でのインフレ懸念が薄れたことで一段高となりました。中国のPMI(購買担当者景気指数)が3カ月連続で低下したと伝えられ、景気拡大鈍化が懸念されると言うよりはインフレ、金融引き締め懸念が薄れたと市場での判断となり、上値を押さえる懸念材料がまた一つなくなったと言うことで、買戻しを急ぐ動きもあり一段高となりました。全面高となって来ると物色対象が絞られるわけでもなく、買戻し一巡感や目先筋の利益確定売りもあって値持ちも良いのですが上値の重い場面もありました。それでも最後まで買戻しが入り大幅高、高値引けとなりました。

 小型銘柄も堅調なものが多く、好材料への反応も良かったのですが、既に大きく戻しているものも多く、上値も限定的となりました。東証マザーズ指数は大幅高となりましたが、日経ジャスダック平均やジャスダックTOP20指数は堅調ながらも上値も重い展開でした。先物へのまとまった売り買いは散発的には見られたのですが、断続的に見られる場面はなく指数を大きく動かすような場面もほとんどありませんでした。

 石油の供給懸念が薄れ、中国でのインフレ懸念も薄れたことで売られ過ぎの修正も見られたものと思います。ここからは米国経済指標の発表を見ながら、上値を試す動きとなって来るのだと思います。今週は月初と言うことで、米国の主要な経済指標の発表も多く、米国の景気回復度合いを計りながら、中東の騒乱、中国をはじめとした新興国全体のインフレ懸念と景気拡大鈍化懸念などに反応することになるのでしょう。

テクニカル分析

日経平均

 一気に転換線を抜けて底入れ感が強まりました。ストキャスティックスは底値圏からの反発ですが、RSIは下げ足りず、急激な戻りだけに高値を意識するところでは一旦上値も重くなりそうです。転換線のサポートを確認するような動きは見られるものと思われます。

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