「ネットショッピング」と聞くと、楽天やAmazonなどを思い浮かべる人も多いだろう。ただ小売業も忘れてはいけない。コンビニエンスストア、スーパーマーケット、家電量販店、百貨店などが運営するネットショッピングを利用したことがある人も多いのでは。
リアル店舗とネットショップ、両方を利用する“併用率”を調べたところ「セブン-イレブン/セブンネットショッピング」(6.4%)がトップであることが、富士通総研の調査で明らかに。次いで「ユニクロ」(5.2%)、「DHC」(4.2%)、「イオン/イオンショップ」(3.7%)と続いた。
併用率が最も高かった「セブン-イレブンとセブンネットショッピング」。セブンネットショッピングではどのようなサービスを提供しているのだろうか。またセブン-イレブンを利用することで、どのようなメリットがるのだろうか。そこでこのサービスをうまく活用している人に話を聞いてみた。
出版業界で営業をしている本田勇(仮名・39歳)さんは、リアル店舗へ行く前に必ずセブンネットショッピングのWebサイトを見るという。またセブン-イレブンやイトーヨーカドーを利用することで、“賢い買い物”をしているそうだ。
――セブンネットショッピングをどのように利用されていますか?
本田:本やCD、DVDを購入することが多いですね。たまに家電製品や日用品なども買ったりします。僕は現在1人暮らし。仕事が忙しいので、あまり家にはいません。なのでネットで購入した商品を自宅に届けてもらっても、困るんですよ。連絡して再度、配達してもらったり、指定された場所に取りに行ったりしなければいけません。セブンネットショッピングでも配送サービスがありますが、僕は家の近くか、会社の近くにあるセブン-イレブンの店舗で商品を受け取っていますね。
――セブンネットショッピングで商品を購入すれば、買い物の利用金額に応じてポイントを貯めることができます。貯めたポイントは1ポイント=1円分として使えますが、本田さんはどのように利用していますか。
本田:貯まったポイントはnanacoの加盟店で使えることができるんですよ。例えばセブン-イレブン、イトーヨーカドー、デニーズ、西武百貨店など。僕の場合は「nanacoカード」を持っていて、セブンネットショッピングで貯まったポイントをnanacoカードでも使えるようにしています。セブン-イレブンで、朝はパンとコーヒーを、昼はお弁当を買っています。また生鮮食品は家の近くにあるイトーヨーカドーで買っていて、そのたびにポイントが貯まっていきますね。ポイントの使い道ですか? 好きなアーティストのCDを購入することが多いですね。
また「みんなのクチコミ」というサービスがあるんですが、そこで気になった商品や新商品などを紹介しています。さらにTwitterでも、同じようにつぶやいています。なぜそんなことをしているかというと、ちょっとした小遣い稼ぎになるから。僕は「セブンアフィリエイト」に登録していて、自分が紹介した商品を誰かが買ってくれると、報酬が入ってくるんですよ。
ちなみに7のつく日に「みんなのクチコミ」でクチコミをすると、抽選でnanacoポイントが当たります(777人に100ポイントをプレゼント)。なので7日、17日、27日には必ず書き込むようにしていますね。
アフィリエイトで月にどのくらい稼いでいますか? と本田さんに聞いてみたが、「そこはちょっと……」と答えてくれなかった。ただアフィリエイトで手にしたお金と貯まったポイントを使って、昼食をタダで済ませることが、たまにあるようだ。「お小遣いを減らされた」「給料日前になると、財布の中身が寂しい」という人にとっては、参考になる話だろう。
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