中東・北アフリカ情勢の緊迫化を嫌気して大幅下落清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2011年02月23日 08時36分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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テクニカルポイント

 急落となったのですが、シカゴ市場(CME)の終値(10530円)はさらに下の水準にあり、この水準である10500円台前半から半ばの水準が下値目処となりそうです。その水準を割り込むようであれば、10400円台後半や10400円前後が目処となります。上値は安く寄り付くと仮定して、10500円台後半から10600円前後と見られ、その水準を抜けても10600円台半ばでは上値を押さえられてしまいそうです。

本日の注目点

◇1月の貿易統計(財務省、8:50)

◇1月の企業向けサービス価格指数(日銀、8:50)

◇3カ月物国庫短期証券〔174回債〕入札(10:20)

◇1月のパソコン国内出荷実績(電子情報技術産業協会、14:00)

◇山口日銀副総裁が青森市で講演、記者会見

◇ホーニッグ・カンザスシティ連銀総裁講演

◇プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演

◇1月の米中古住宅販売件数

◇米5年物国債入札

◇英中銀金融政策委議事録(9−10日開催分)

◇10−12月期の香港域内総生産(GDP)

◇海外11−1月期決算:ロウズ

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1970万株

買い  1160万株

(金額ベースも売り越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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