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日経平均 | 10664.70円 | ▼192.83円 |
売買高 | 25億1930万株 | − |
売買代金 | 1兆7381億9700万円 | − |
値上がり銘柄 | 171銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 1429銘柄 | − |
騰落レシオ | 110.52% | ▼8.10% |
中東情勢の緊迫化など懸念材料も多く、手仕舞い売りが嵩み大幅下落
米国市場は休場でしたが欧州株が中東情勢の緊迫化を嫌気して大きく下落となったことを受けて売り先行となりました。為替も円高気味ということや24時間取引市場で米国株も売られていたこともあり、また、目先的な過熱感も強かったことから総じて売られ大幅下落となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が買い越しと伝えられたこともあり、寄り付きの売りが一巡となったあと底堅さが見られる場面もあったのですが、国債格付け見直しのニュースなどもあって見切売りが嵩んで下げが加速されました。
後場は為替の落ち着きもあり底堅さも見られました。手仕舞い売り一巡感もあって、改めて売り急ぐ動きはなく底堅さを確認して買戻しが入るものもあり、指数も下げ渋りとなりました。ただ、中東問題が解決したわけでもなく、米国市場など今後の海外株式市場動向や原油相場なども気になることから、買戻しも限られ、指数は下げ渋りはするものの戻りも鈍いものとなりました。過熱感が出る水準まで買われていたこともあり、過熱感を冷ますような動きもありました。
小型銘柄も昨日まで大きく上昇したものが多く、手仕舞い売りや見切売りが嵩んで大きく下げるものが目立ちました。東証マザーズ指数やジャスダックTOP20は大幅下落、日経ジャスダック平均も軟調となりました。先物は朝方は悪いニュースに反応するようにまとまった売りかが断続的に見られ、指数を下押す場面もありましたが、後場に入ると売り一巡感もあってまとまった売りが止まり、指数を大きくした押す場面はほとんどありませんでした。ただ、買戻しを急ぐような動きもなく、底堅さは見られるものの戻りの鈍い展開となりました。
欧州の方が日本よりも中東地域の騒乱の影響は大きそうなのですが株価指数の動きだけを見ると欧州各国の代表的な株価指数よりも日経平均やTOPIXの下げがきつくなりました。目先的な過熱感が出ていたこともありますが、動き出すと一斉に同じ方向に動き、大きな下げとなってしまったような感じです。決算発表も出揃い、出遅れ銘柄などを物色する動きも一巡となったこと、また、心理的な節目と見られる日経平均の11000円乗せが遠のいたことでの失望売りもあったのかもしれません。
一気に転換線を割り込んで遅行線が日々線を意識する水準まで下落となりました。RSIもストキャスティックスも高値圏からの調整となり、引き続き遅行線が日々線のサポートを確認したり、日々線も基準線のサポートを試すような場面も見られるのかもしれません。上値は転換線に押さえられる格好となるのだと思います。
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