日本サムスンは2月9日、日本の電子看板市場を活性化し、ユーザーの導入障壁を低くすることを目的とした「日本の電子看板をもっと楽しくしよう運動」を展開すると発表した。その第1弾として、数千拠点への配信と遠隔での運用管理に対応した電子看板ソフト「MagicInfo-i Premium」の日本語版を今夏に発売する。
MagicInfo-i Premiumはコンテンツの制作をする「オーサリング版」、センターサーバーからスケジュール配信と遠隔での運用管理を行う「サーバー版」、液晶ディスプレイにコンテンツを映し出す「クライアント版」の3つのソフトで構成されている。同社ではこのうちオーサリング版を無償で提供する。
オーサリング版は複数の素材を重ね合わせる「多層レイヤー機能」や、時間の流れと場面の移り変わりの編集を視覚的に操作できる「タイムライン機能」を持っており、約300種類のコンテンツ効果を追加できる。また、著作権フリーの27のテンプレートや300以上のクリップアート、19の効果音、サンプル用動画・静止画・フラッシュ動画も標準で付属している。日本サムスンはオーサリング版を無償提供することで、「電子看板コンテンツ制作の参入障壁を下げ、コンテンツ制作に取り組む制作者のすそ野を広げられる」とコメントしている。
また、日本サムスンでは今夏の発売に先立ち、2月10日から4月22日まで、金沢工業大学などと協力して、ベータテストプログラムを実施する。テストプログラムへの参加者は公募で募集し、プログラムを通じてソフトの完成度の向上を高める。ソフトウエアの利用については、共催するサイバーステーションの特設Webサイトから申し込める。
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