先週最も読まれた記事は「パチンコになったアニメから、私たちは何を学ぶべきか?」。2位は「なぜ牛丼の値段を下げられるのか」、3位は「店名も商品名も消えた――スターバックスがロゴを変える意図」だった。
Business Media 誠では、笠井清志さんの連載「コンビニ、ヒット商品の理由」や、金森努さんや郷好文さんのマーケティング連載などでしばしばテーマとなるコンビニ。身近な題材として取り上げる機会が多いのだが、コンビニ関連の原稿を編集していて気になることが筆者にはある。
そう、コンビニがコンビニでないことがあるのだ。
な、何を言っているのか分からないと思うのだが、次の単語を見ていただきたい。
「コンビ二」
よく見ていただければ分かるのだが、これはコンビニの「ニ」(カタカナ)が「二」(漢数字)になっているのだ。実は原稿でこのように間違った表記がなされている場合が、しばしば見られるのである。
考えてみると、コンビも1つの単語として成立しているので、「こんびに」を変換する際、「こんび」がまず「コンビ」に変換され、残った「に」が漢数字に変換されてしまうことから、こういうややこしい事態になってしまっているのだろう。一見、区別が付かない上に実害もさほどないので(「コンビニ」で検索されなくなるくらい)、そのまま放置されてしまうのである。
「ぷっ、そんなミスあるんだ」と笑われる読者もいるかと思うのだが、実はこの誤表記は多くのWebサイトで見かける。試しに「コンビ二」とGoogle検索していただきたい。多くのWebサイトが引っかかるはずである。みずほ銀行のような大手企業からAmazon.co.jpのようなショッピングサイト、果てはファミリーマートまでも誤表記しているのだ。
深刻なのは、校正に厳しいはずのメディアでさえも間違っているということ。「コンビ二」とasahi.comで検索すると59件、YOMIURI ONLINEでも9件、ミスを発見できるのである。
一度、「コンビ二」と誤った変換をしてしまうと、気付かずにそのまま使い続けてしまいがちなので、この機会に自分のPCで正確に変換しているか、ぜひチェックしていただければと思う。……ちなみにBusiness Media 誠で検索したら、いくつかミスが発見されたので、こっそり直しておいたことは秘密だ。
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