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» 2011年01月21日 08時00分 UPDATE

アノ映画ざっくりレビュー:『ソーシャル・ネットワーク』の教訓、ウブなオタクは海千山千のオサレ野郎に気を付けろ!

1月15日公開の「ソーシャル・ネットワーク」。実在のマーク・ザッカーバーグは「服装までよく調べてあるけどね」と微妙なコメントをしているが、フラれた女の子に「友達申請」するところは本当にフィクションなのだろうか?

[櫻井輪子,Business Media 誠]
ザックリレビュー

 『ソーシャル・ネットワーク』をざっくり言うと、天才のオタクが大学のお坊ちゃん連中を手玉に取ってソーシャルネットワークサービス「Facebook」を立ち上げ話題の人になって、西海岸のオサレ野郎、ナップスター創始者に甘い汁吸われそうになったり親友に訴えられたりしつつ、「Facebook」にユーザー5億人集めて億万長者になるんだけど、いまだに気になるフラれた女子には「友達申請」もままならない、っていう話。

ザックリレビュー

 実在、現役、話題的にも、ど真ん中の人物を題材にした映画だけに、某プロフェッショナル的なドキュメンタリーみたいなものを想像しちゃうけど、映画のザッカーバーグは一応フィクションだそうで、本人は「確かにあのときああいう服装だったけど、Facebookを作ったのは彼女にフラれたせいじゃないからっ、そこんとこよろしく」的なことを言ってるとか。しかしながら、自分がやりたいこと以外にはまったく気をつかわない姿勢は本人由来なんじゃねーかしらね? と思ってしまうのは、どことなく漂うゲイツ臭、あるいはジョブズ臭のせいだと思います。天才とキモオタは紙一重だなあ、としみじみしてしまいました。

あらすじ

ハーバード大学の学生、マーク・ザッカーバーグは毒舌が過ぎて意中のエリカにフられてしまう。その夜、女学生全員をランキングするサイトを作り、大学のサーバーをパンクさせる。彼の才能に気付いた社交倶楽部の学生からソーシャルネットワーク作りを頼まれたマークは「Facebook」の前身となるサイトを立ち上げ、一躍話題の人に。ハーバードから全米、さらに欧州へとネットワークが広がる中、IT界の伝説ナップスター創始者のショーンと手を組み、親友のエドゥアルドと仲違いし、さらに訴えられ……、世界標準のSNSとなったFacebook開発の裏側を、『セブン』のデヴィッド・フィンチャー監督がスピード感あふれる演出で映画化。

櫻井輪子(さくらい・わこ)

映画好きが高じて、コラムを書いたりもするイラストレーター。『WOWOWマガジン』『問題小説』『てぃんくる』などでイラストコラムを執筆。『Tokai Walker』の金子裕子さんのコラム「セレブ診療所」にコマ漫画を付けている。過去には『DVD&ビデオでーた』でビデオレビューのイラストコラム、『DVDでーた』で記者会見をレポするコラム『現場から櫻井輪子でした』を連載。

著書に『「へのへのもへじ」から始める 世界一カンタン! イラスト練習帳』がある。公式サイト「SakuraiWako'sめカラうりぼう」。


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