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» 2011年01月19日 08時39分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:総じて堅調 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<日経平均>10518.98△16.12

<TOPIX>931.58△2.85

<NYダウ>11837.93△50.55

<NASDAQ>2765.85△10.55

<NY為替>82.53▼0.15

予想を下回る金融機関の決算もあったが投資判断の引き上げなどに反応するものもあって総じて堅調

 連休明けの米国市場は連休前のヘッジ売りの買戻しもあって堅調となりました。朝方発表された大手銀行の決算は予想を下回り、投資判断の引き下げや投資週刊誌の慎重な見方などに反応する動きもあって軟調な始まりとなりましたが一方で投資判断の引き上げや悪材料出尽くし感から買い戻しが入るものなども見られ、総じて堅調となりました。原油先物価格など商品相場の落ち着きを好感する動きもあり、また、決算発表が本格化するなかで決算に対する期待もあって買われるものも多く見られました。

 強弱感が対立するような決算なども発表されましたが、総じて世界的な景気拡大の恩恵から好調な決算が期待できるとの見方で売り急ぐ動きも限られ、底堅さが確認されると好材料に反応して買われるということのようです。金融緩和効果、ドル安効果がしっかりと企業の業績に示されていることを確認する動きとなっており、堅調な地合いが続くものと思われます。悪材料の見られるものも出尽くし感として買戻しを急ぐ動きとなるなどセンチメントも上向いているものと思われます。

 個別には決算発表を控えたアップルはCEOの休養報道を受けて大きく売られて始まりましたが、最後は下げ幅を縮小、時間外取引でも堅調となり、売上高、純利益共に過去最高となる好調な決算が発表されると上げ幅を広げました。ボーイングは新型機の納入が遅れると報じられたのですが悪材料出尽くし感から買い戻しが入り大幅高となりました。デルタ航空やシティグループは好調な決算となったのですが、予想を下回ったということで売られ、大幅安となりました。商品相場の落ち着きもあって、キャタピラーやアルコアなどが高く、パブリック・ゴールドなどの金鉱株エクソン・モービルなどの石油株、インテルやIBMなどハイテク銘柄も総じて堅調となりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は米国市場が休場となるなかでユーロ安を受けて売り先行となりました。それでも、企業業績の上振れに対する期待も根強く、売り急ぐ動きもなく底堅い展開となり、指数は方向感に乏しく小動きとなりました。持高調整の売り買いが中心で物色対象も絞り切れず切り返す場面でも上値も重く、結局10500円水準での底堅さを確認するように方向感は見られませんでした。

 連休明けの米国市場が堅調となったことや為替も落ち着き、ユーロが切り返していることなどから日本市場も買い先行となりそうです。昨日も堅調となるものも多く、引き続き過熱感もあるのですが、持高調整の売り買い、買戻し一巡後は買い方の回転も効いており、テーマごとの循環物色、出遅れ銘柄の物色などが見られて堅調となるものと思います。上げ一服となったスマートフォン関連や発電所関連銘柄などが物色されることになるものと思われます。

 個別の材料に反応する動きとなりそうで、指数の上値は重いかもしれません。引き続き10500円〜600円水準でのもみ合いとなりそうですが、過熱感を冷ましながら徐々に底堅さを確認して上値を試す動きとなるものと思います。10500円〜600円水準での底堅さが確認されて好決算などが発表されると、次の節目である10800円〜900円水準を目指すことになるのでしょう。

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