都市部の新成人、自動車免許を持っているのは3人に1人

[堀内彰宏，Business Media 誠]

　クルマ離れが進んでいると言われる現代の若者。2011年の新成人たちはクルマについてどのように考えているのだろうか。

　ソニー損保の調査によると、2011年の新成人に「普通自動車運転免許を持っていますか？」と尋ねたところ、「持っている」は51.8％と、ほぼ半数が免許を所有していることが分かった。男女別に見ると、男性が54.8％、女性が48.8％とそれほど大きな差はなかったが、地域別に見ると、都市部が36.2％なのに対し、地方では56.2％と20ポイントも差が付いていた※。

欲しいクルマは男性「BMW」、女性「パッソ」

　新成人たちはどのようなクルマを求めているのだろうか。クルマを購入する可能性があるという人に「初めてのクルマ選びのポイント」を聞くと、トップは「価格」で72.6％。ほかには「デザイン」（62.5％）や「燃費」（49.8％）を重視する人も多かった。男女別に見ると、女性では「デザイン」（男性59.0％、女性66.7％）や「色」（男性16.6％、女性29.5％）の割合が高く、見た目を重視する傾向にあるようだ。

　最も重視されている価格だが、「クルマを購入する際の上限予算額」を聞くと、「100万円以内」が62.0％と過半数を占めており、「201万円以上」とした人は10.8％にとどまった。

　欲しいクルマについて具体的に尋ねると、トップは日産自動車の「キューブ」で23.0％。以下、「BMW」が19.8％、トヨタ自動車「パッソ」が18.8％、日産自動車「マーチ」が17.6％、トヨタ自動車「プリウス」が17.5％で続いた。

　男女別に見ると、男性のトップは「BMW」、女性のトップは「パッソ」と好みが分かれており、女性では軽自動車が多くランクインした。

　インターネットによる調査で、対象は2011年の新成人（1990年4月2日〜1991年4月1日生まれ）1000人（男性500人、女性500人）。調査期間は2010年12月22日から28日。