就活生の83.4%、勉強より就活を優先

» 2011年01月11日 13時49分 公開
[Business Media 誠]

 就職活動を行っている学生は就活と学業の両立に関してどのように考えているのだろうか。2012年4月入社を目指す学生に聞いたところ「就活を優先する」と答えた学生が83.4%に達していることが、レジェンダ・コーポレーションの調査で分かった。

 就活生の多くが大学3年生のときに活動を開始しているが、もし就活が卒業1年前からの準備で間に合うとしたら、どんなことにチャレンジしたいと思っているのだろうか。この質問に対し、約半数の学生が「資格取得」(53.9%)や「学業/研究」(49.5%)と回答したほか、「旅行」(38.0%)や「留学」(35.4%)も目立った。学生ならではの経験をしたいと考えている人が多く、就活を優先することによって、学びの機会が損なわれている様子がうかがえた。

就活中の学生がチャレンジしたいこと(出典:レジェンダ・コーポレーション)

新卒採用解禁、大学4年生夏以降について

 経済団体などから「新卒採用解禁は大学4年生夏以降に」といった意見が出ているが、このことに賛成している学生はどのくらいいるのだろうか。「賛成」と答えた学生は44.1%に対し、「反対」は33.6%。賛成派は「学業を優先できる」ことを歓迎する一方、反対派は「企業の足並みがそろわなければ結局は長期化する」「卒論に影響が出る」など、より現実を見据えた意見が目立った。

「新卒採用解禁は大学4年生夏以降に」――賛成が4割

 インターネットによる調査で、2012年4月入社を目指す大学生・大学院生1万6171人が回答した。調査期間は2010年11月10日から11月16日まで。

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