メルマガで年収6億円? わ、わたしも始めてみようかしらんちきりん×磯崎哲也のマジメにおちゃらける(8)(2/5 ページ)

» 2010年12月28日 08時00分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

メルマガの読者数が増えるとき

ちきりんさん

ちきりん:メルマガを書くことの大変さって、どんなところにあるのでしょうか?

磯崎:有料コンテンツをやって何が一番苦しかったかといえば、反応が全く返ってこないこと(笑)。どういう読者のために何を書いていいのか、全く分からなかったんですよ。そこがブログとの違いかもしれません。ブログだとコメント欄があったり、ブックマークしてくれたりしますよね。それを読んで「ムカッ!」とすることもあるのですが(笑)。そういうものも含めて、反応が返って来るのはうれしかったりする。

 しかしメルマガの初期のころは読者からの反応がないことが、とてもつらかったですね。どういった職業のどんな人が読んでいるのかといったデモグラフィック(属性)データがなく、誰からも何の反応もなく、さらに読者数も少ない(笑)。ときどき「面白かったです」というメールをいただくことはあるのですが、しかし著者にメールを送るという作業はものすごくハードルが高い。

 しかし2009年の秋ころからTwitterをやり始めたところ、いろんな反応が返ってくるようになりました。「面白かったです」「字が間違っていますよ」など、気軽に教えてくれるようになりましたね。

ちきりん:へー。

磯崎:有料課金のプラットフォームを使うと「読者情報=個人情報」ということなので、読者のことが全く分からないんです。どういう人に向けて、どういうことを書けばいいんだろう……と本当に悩みましたね。まあブログのころからもともとそうだったんですが、考えても仕方がないので、自分が面白いなと思うことを書くことにしました。

 しかしTwitterを始めるにようになって、僕と読者のハードルが低くなりましたね。またフォロワーが僕のメルマガのことをつぶやいてくれることで、メルマガの申込者が増えていっています。

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