家計の借金は平均543万円……最も多いのはどこに住んでいる人?

» 2010年12月27日 15時02分 公開
[Business Media 誠]

 2人以上の世帯の貯蓄額はどのくらいあるのだろうか。1世帯当たりの平均貯蓄額は1521万円と、2004年に比べると2.2%減少していることが、総務省の調査で分かった。一方、負債額は543万円で同7.0%の減少。貯蓄額と負債額、ともに減少したのは調査開始以来初めて。

 貯蓄額が多いのはどこに住んでいる人なのだろうか。都道府県別に見てみると「香川県」が1972万5000円でトップ。次いで「奈良県」(1899万1000円)、「神奈川県」(1866万円)、「愛知県」(1820万4000円)と続いた。逆に少ないのは「沖縄県」で587万600円。以下「青森県」(974万2000円)、「鹿児島県」(994万5000円)、「熊本県」(1052万3000円)という結果に。

都道府県別貯蓄高(出典:総務省)

 また負債額が多いのはどこに住んでいる人なのだろうか。都道府県別に見てみると「東京都」が748万1000円でトップ。次いで「神奈川県」(706万1000円)、「埼玉県」(677万9000円)、「愛知県」(616万1000円)、「兵庫県」(600万4000円)と続いた。逆に少ないのは「岩手県」で308万2000円。以下「鹿児島県」(332万5000円)、「香川県」(353万4000円)、「和歌山県」(358万2000円)、「北海道」(364万6000円)だった。

消費支出が多いのはどこの人?

 消費支出が多いのはどこに住んでいる人だろうか。1カ月当たりの消費支出を見ると、「富山県」に住んでいる人が最も多く34万4212円。次いで「神奈川県」(32万9004円)、「奈良県」(32万7550円)、「東京都」(32万3407円)と続いた。逆に少ないのは「沖縄県」で22万3133円。以下「長崎県」(25万6032円)、「熊本県」(25万8948円)、「青森県」(26万126円)という結果に。

都道府県別1カ月平均消費支出(出典:総務省)

 調査の対象は2人以上の世帯で、5万2404世帯が回答した。調査期間は9〜11月。

banner

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.