カワサキ、バーチカルツインエンジン搭載の「W800」

» 2010年12月27日 08時00分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]

 カワサキモータースジャパンは、バーチカルツインエンジンを搭載するWシリーズの最新バイク「W800」を2011年2月1日に発売する。価格は85万円(Special Editionは88万円)。

W800 W800(出典:カワサキモータースジャパン)

 W800は、Wシリーズ伝統のバーチカルツインエンジン(シリンダーが垂直になるように設計された並列2気筒エンジン)を継承し、773cc空冷4ストローク並列2気筒SOHCエンジンを搭載する。最高出力は35キロワット(48馬力)/6500rpm、最大トルクは62ニュートンメートル/2500rpmで、中低速回転域での力強さや扱いやすさが特徴。

 シリンダー全体に刻まれた冷却フィンやエンジン右側に配置したベベルギヤタワーなどにより独特な外観を持つエンジンの、金属ならではの質感を追求するためにポリッシュ仕上げ、クロームめっきを施した。

 フロント19インチ、リア18インチの大径アルミホイールに細身のタイヤを装着。アナログタイプの2眼メーターやシートデザイン、リア側ドラムブレーキ、フロントフォークブーツ、キャブトンタイプマフラーなど全体的にクラシカルなスタイリングを強調する。

 ボディサイズは2180×790×1075ミリ(全長×全幅×全高)、シート高は790ミリで、乗車定員は2人。ボディカラーはキャンディゴールドスパークとメタリックダークグリーンの2色を用意するほか、Special Editionとしてエボニーも展開する。

W800 W800 Special Edition(出典:カワサキモータースジャパン)

 1966年に登場した「W1」は、当時日本車の最大排気量をほこり、カワサキが大型2輪車メーカーとしての地位を築くことに貢献した。その後、W650やW400が登場したが2008年9月の排出ガス規制強化により生産を終了している。なお、W800は、2010年10月に海外輸出向けモデルとして発表されており、Wシリーズとして2年ぶりの復活となる。

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