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» 2010年12月25日 08時00分 UPDATE

アノ映画ざっくりレビュー:『ロビン・フッド』は、ヒゲとオヤジとジジイとヒゲによる血気盛んな英国史

12月10日公開のラッセル・クロウ版「ロビン・フッド」。これまでのロビン・フッド映画が「つまらない」と指揮を執ったリドリー・スコット監督が描く世界は、ヒロインがアラフォーだった。

[櫻井輪子,Business Media 誠]
ザックリレビュー

 「ロビン・フッド」をざっくりいうと、天涯孤独の傭兵野郎が死んだ兵士に成り代わり重税に苦しむノッティンガムの住民と結託して悪代官と戦い、さらにイングランドのバカ王に取り入ったフランス軍とも戦って英雄になるところを、悪目立ちしすぎて無法者になっちゃうんだけど、結果的にそっちのほうが格好良くね? っていう話。

ザックリレビュー

 公開時期が「ノルウェイの森」とかぶった上、デートムービー向きじゃないので割を食っている感のある「ロビン・フッド」だが、「グラディエーター」と同じ監督&主演コンビのエンターテインメント史劇は安心の見応え。どこまでもヒゲとオヤジとジジイのパラダイスで、お好きな方にはたまらないでしょう。クリスマスデートで「ノルウェイの森」を見に行ったが、うっかり寝ちゃうわ、うっとりしてるカノジョと話は合わないわ……で、いまいちな目にあった男子諸君は、正月に男友達同士で「ロビン・フッド」を見て血沸き肉踊ったらいいと思います。

あらすじ

12世紀末、イングランド王リチャードは十字軍遠征から帰還途上、フランスとの戦闘で戦死する。傭兵ロビン・ロングストライドは軍を離れて帰還する途中、騎士ロバート・ロクスリーの暗殺現場に遭遇。瀕死の彼は王冠の返還とノッティンガムの領主である父に剣を届けてほしいとロビンに頼む。ロビンがイングランドに帰還したころ、新王ジョンの側近ゴドフリーはフランス王の手先としてイングランドを内部から崩壊させようと企んでいた。

櫻井輪子(さくらい・わこ)

映画好きが高じて、コラムを書いたりもするイラストレーター。『WOWOWマガジン』『問題小説』『てぃんくる』などでイラストコラムを執筆。『Tokai Walker』の金子裕子さんのコラム「セレブ診療所」にコマ漫画を付けている。過去には『DVD&ビデオでーた』でビデオレビューのイラストコラム、『DVDでーた』で記者会見をレポするコラム『現場から櫻井輪子でした』を連載。

著書に『「へのへのもへじ」から始める 世界一カンタン! イラスト練習帳』がある。公式サイト「SakuraiWako'sめカラうりぼう」。


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