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» 2010年12月24日 09時02分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:クリスマスモードで方向感のない展開 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>11573.49△14.00

<NASDAQ>2665.60▼5.88

<NY為替>82.92▼0.82

経済指標も強弱まちまち、クリスマスモードで方向感のない展開

 日本市場が休日の間もクリスマスを控えて、底堅く堅調ながらも上値の重い、方向感のない展開となりました。朝方発表された新規失業保険申請件数は改善しているのですが、若干予想を上回り、個人消費支出も10月に大きく伸びた分、11月が見劣りする格好となり、耐久財受注も予想を上回って減少したものの、設備投資の状況には期待を持たせるような状況であり、個別企業の決算動向も強弱まちまちとなって、「悪くはないのだが、ここから取り立てて買い上がるほどの材料でもない」というような展開でした。

 消費者態度指数も速報値から上方修正され、長期金利の上昇も懸念されたものの、足元は上げ一服となり、今のところ個人消費や住宅ローンへの影響も特に取りざたするほどでもなく、まだまだ、ドル安効果や金融緩和効果からの雇用や個人消費などへの影響を計ると言う段階なのだと思われます。今はクリスマス休暇で市場参加者も少なく、経済指標でも方向感が見えず、方向感はありませんが、基調は強含みであり、商品相場が大きく下落するような信用収縮懸念でる、逆に大きく上昇してインフレ懸念が出ると言うところまでは基調は強含みに推移しそうです。

 個別には前日の引け後にマイクロン・テクノロジーが大幅減益となる四半期決算を発表、連れてインテルやアップルなどハイテク銘柄が軟調となり指数の足を引っ張る格好となりました。ベッド・バス・アンド・ビヨンドは予想を上回る決算を発表、投資判断の引き上げも相次いで大幅高、欧州金融不安が強まったことで、JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカなど金融株も軒並み軟調となり、キャタピラーやGE(ゼネラル・エレクトリック)は3連休を控えて手仕舞い売りに押されました。

本日の相場

日経平均

 休日前の日本市場は米国株高などにもかかわらず前日の大幅高の反動から売り先行となり、外国人が買い越し基調となったことや円高が止まったことなどから、堅調となる場面もありましたが、持高調整の売り買いが中心となって、積極的な売り買いに乏しく、方向感のない展開となりました。最後は手仕舞い売りに押されて下げ幅を若干広げる場面もありましたが、売り叩く動きもなく軟調ながらも底堅く、方向感のない展開となりました。

 休日中の米国市場は強含みながらクリスマス休暇気分が強く、小動きとなりました。欧州では株式市場は比較的堅調となったのですが、金融不安が強まり、ユーロが売られたこともあり、日本市場は方向感のない展開となりそうです。年末の株高期待はあるものの、決定的な材料には乏しく、週末ということもあり、引き続き持高調整の売り買いが中心となりそうです。加えて円高を嫌気する動きも見られ、輸出株などは軟調となって指数の上値を押さえることになって来るのではないかと思います。出遅れ感の強い銘柄や、幕間つなぎ的に小型銘が物色されることになるのでしょう。

 日経平均は依然として先々週の大きな陰線の中での動き=10200円〜300円水準でのもみ合いとなっています。本日も円高を嫌気する動きや週末の手仕舞い売り、ヘッジ売りもあって、上値の重い方向感のない展開となりそうで、このもみ合いを放れるのは来週以降と言うことになるものと思います。年末の株高期待もあって売り叩く動きもないものと思われ、引き続き10200円〜300円水準でのもみ合いが続き、このもみ合いをどちらに放れるのかが注目される状況なのだと思います。

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