イマドキの小学生は、新聞・雑誌・テレビ・ゲームにどのように接している?

» 2010年12月22日 12時31分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 現代の小学生は生まれた時からネットがあるなど、今の大人の小学生時代とは異なった環境のもと育っている。彼らはネット以外のメディアとどのように接しているのだろうか。

 電通の調査によると、関東1都6県の小学生に「新聞を読んでいますか?」と尋ねたところ、「読んでいる」は26.5%。学年が上になるほど「読んでいる」の割合は高くなり(低学年14.0%、中学年25.0%、高学年40.0%)、中学受験を予定している小学生では半数が読んでいた。

 雑誌についても聞くと、「読んでいる」は63.7%と新聞を大きく上回った。「読んでいる」の割合は低学年では53.5%だが、中学年では68.0%、高学年では69.5%と、中学年に入って読み始める児童が増えるようだ。

 テレビについては「見ている」が99.7%と、ほとんどの小学生が日常的にテレビを見ていた。テレビを見る時間帯を尋ねると、平日のピークは「19時台」(50.7%)と「20時台」(49.3%)で、朝では「7時台」(23.0%)がピークとなっていた。

テレビを見ている小学生の割合(出典:電通)

ゲームをしている時間帯は

 ロールプレイングゲームやアクションゲームなど、さまざまなジャンルがある携帯ゲーム。小学生のうち「携帯ゲーム機を持っている」という割合は53.3%と半数を超えていた。上の学年になるほど持っている割合は増えていたが(低学年30.5%、中学年59.5%、高学年70.0%)、中学受験を予定している小学生では50.0%とやや低くなっていた。

 自宅でゲームをする時間帯を尋ねると、平日のピークは「17時台」(15.7%)、「18時台」(13.3%)、「20時台」(11.3%)で、休日のピークは「16時台」(13.7%)となっていた。

 インターネットによる調査で、対象は関東1都6県の小学1年生〜6年生までの子どもとその子どもの生活時間を把握している保護者(母親)600組(各学年男女各50人)。調査期間は9月5〜6日と8〜10日。

自宅でゲームをしている小学生の割合(出典:電通)

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