− | − | − |
---|---|---|
日経平均 | 10370.53円 | △154.12円 |
売買高 | 16億0973万株 | − |
売買代金 | 1兆1305億9900万円 | − |
値上がり銘柄 | 963銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 552銘柄 | − |
騰落レシオ | 146.55% | △0.09% |
前日の反動や持高調整の買いも見られ、大幅高
米国市場は冴えない展開となり、為替も円高、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)も売り越しと伝えられたのですが、昨日の下落の反動や懸念された北朝鮮の動きもみられなかったことが好感されて買い先行となりました。クリスマス休暇を前に持高調整の買戻しなども見られ、総じて堅調となりました。為替は円高が進む場面もあったのですが、特に材料視されることもなく、逆に「日本買い」と言うような感じで堅調な地合いが続きました。
後場に入ると先物にまとまった買いも見られ、中国がEU(欧州連合)の債務問題を支援すると伝えられたことから買戻しを急ぐ動きもあって大幅高となりました。北朝鮮問題も一段落となり、中国の金融引き締め懸念や欧州金融不安が薄れたこと、また、クリスマス休暇を控えての持高調整もあって、大幅高の水準で値持ちの良い展開となりました。一方で出遅れ銘柄を物色する動きも続いており、輸出銘柄ばかりではなく内需銘柄まで幅広く買われました。
小型銘柄は先駆していた分上値の重い、軟調なものが目立ちました。主力銘柄が持高調整の買いで堅調となるなかで、利益確定売りも嵩んで指数を下押す場面もあり、東証マザーズ指数は堅調となったものの日経ジャスダック平均は軟調、16日ぶりに下落となりました。先物はまとまった売り買いも少なかったのですが、後場は寄付きからまとまった買いも見られ、値持ちの良さを確認して買戻しも入りました。まとまった売り買いは少なく、目先筋の小口売買が中心となっていたものと思われます。
中国がEUを支援すると言う話が伝わり大幅高となる場面もありました。話の真偽は別にして北朝鮮問題がいったんは収まったことから欧州金融不安と中国の金融引き締め懸念が薄らぐと割安、出遅れ銘柄を物色する動きになって来るということなのでしょう。日銀の金融政策決定会合は特に変わったこともなかったのですが、金融緩和継続が確認されて、持高調整の買いも入り、また、安心感も出たものと思われます。節目と見られる10300円水準を抜けきったと言うことではないのですが、10200円〜300円水準での底堅さは確認されつつあるようです。
昨日は先々週末の大きな陰線の下値を試し、本日はその反動で上値を試すと言うような展開になりました。引き続きストキャスティックスは高値圏からの下落となり、RSIは高値圏で方向感はなく、高値圏でのもみ合いとなっています。上下どちらに抜けるのか見極めるまで動きはとり難いのだと思います。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング