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» 2010年12月21日 08時33分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:個別の材料で売られる銘柄もあり指数は冴えない展開 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>11478.13▼13.78

<NASDAQ>2649.56△6.59

<NY為替>83.76▼0.20

景気回復期待は強いものの個別の材料で売られる銘柄もあり指数は冴えない展開

 クリスマス休暇気分が強く、欧州金融不安がくすぶるなかで、欧州株が堅調となったことや世界的な景気拡大期待から商品相場も堅調となったことななどから買い先行となりました。足元の企業業績も好調なものが多く、クリスマス商戦への期待も強いのですが、欧州金融不安がくすぶっていることやクリスマス休暇前の手仕舞い売りもあって軟調となる場面がありました。ただ、個別の材料で売られるものが見られましたが、売り急ぐ動きもなく、ナスダック指数はその後戻して堅調、ダウ平均は戻り切らず、軟調となりました。

 センチメントは決して悪くはなく、景気回復をほぼ確信しているような雰囲気なのですが、クリスマス休暇を控えて持高調整が主体で指数全体の方向感は見られません。ただ、商品相場が堅調となっていることもあり、信用収縮懸念も見られず、企業業績の回復を織り込みながら強含みの展開となっています。今後もクリスマス休暇明けからは足元の好調な個人消費などを確認しながら堅調な地合いが続くのではないかと思います。

 個別には投資判断の引き下げのあったアメリカン・エキスプレスが大幅下落となり指数を押し下げる要因となりました。商品相場が堅調となっていることからアルコアやスリーエムなど素材関連銘柄は堅調、中古住宅販売や新築住宅販売の発表を前に、改善期待からレナーやKBホームなどが買われて大幅高となりました。欧州金融不安はくすぶっているものの、JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカなどは堅調、景気回復期待も強いのですが、クリスマス休暇前の手仕舞い売りもあって、インテルやIBMは軟調、アップルなどは堅調とハイテク銘柄はまちまちちとなりました。商品相場が堅調なことから、エクソン・モービルなどの石油株やパブリック・ゴールドなどの金鉱株は手仕舞い売りに上値の重いものの見られましたが総じて堅調となりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は先週に引き続き方向感のない始まりとなりましたが、手仕舞い売りも多く軟調な地合いとなりました。ただ、小型銘柄には目先的な値動きの良さを好感して買われる銘柄なども見られました。後場になってきた北朝鮮問題や韓国との問題、中国の「バブル退治」から中国株が売られ、日経平均も大幅安となる場面もありましたが、特に材料視するものでもないと見ると下げ渋となりました。目先の過熱感を冷ますように軟調となりましたが、市場の雰囲気は悪くないようです。

 米国市場はまちまちとなり為替も円高気味ということから本日も冴えない展開となりそうです。ただ、昨日の下落で欧州金融不安、北朝鮮問題などをある程度織り込んでいるものと思われ底堅い展開となりそうです。クリスマス休暇を控えての手仕舞いの動きも一段落となって来るものと思われ、為替などに敏感に反応する動きも限られ、先週同様に狭い範囲での動きが続きそうです。幕間つなぎ的に買われている小型銘柄もそろそろ一巡感が出てくるものと思われ、主力銘柄の底堅さが確認されると「次」の展開をにらんだ買いも見られるかもしれません。

 引き続き10200円水準での底堅さを確認する展開となりそうです。10200円水準を割り込むような場面では買いも入ると思われますが、底堅さが確認されても積極的な買いは期待し難く、上値も限定的となりそうで、引き続き10200円〜300円水準の節目で、目先的な過熱感を冷ますような展開となりそうです。10200円水準での底堅さが確認され、為替に落ち着きが見られ、企業業績の上振れ期待が強まると次の節目である、10500円〜600円水準を目指すことになるのでしょう。

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