マングローブ社長。組織変革と、その担い手となる管理職の人材開発を強みとする「組織人事コンサルティング会社」を経営。そのかたわら、経営者コミュニティサイト「MG-NET+(マグネットプラス)」編集長として経営者同士のネットワーク作りにも取り組んでいる。著書に『マングローブが教えてくれた働き方 ナチュラル経営のススメ』(ブルース・インターアクションズ)。
若手社員のうちは覚えることが多く、先輩や上司から降ってくる仕事も多くて大変です。時間がいくらあっても足りないというのが実情かと思います。
5年後の成功イメージを実現するための行動や、ミッションステートメントに沿った行動というものには、今日明日やらなくても困らないものの、長期的に見ると重要でコツコツ取り組まなくてはならないものが多いのではないでしょうか。
ところが、分かってはいてもついつい目の前の緊急なことに追われて1日が過ぎていき、長い目で見て本当に重要なことに手が付けられないという経験は誰しもしているものだと思います。
こうした「緊急なこと」と「重要なこと」という点に着目して、行動の優先順位を見直すフレームが「アイゼンハワー方式」と呼ばれるタイムマトリクスの考え方です。第34代米国大統領であるアイゼンハワー氏が考案したことから、この名が付いているものです。有名なところでは、コビー博士の『7つの習慣』の中にもこの考え方が取り上げられていました。
4つの領域を見ていくと将来のためには、第2領域が重要であることが分かります。第3領域と第4領域に属する行動をいかに止めて、第2領域にシフトするかを考えてみる必要があります。第4領域は限りなくゼロに近い私としては、「高質な生活を維持し将来のために準備するための第2領域」を、さらに充実させるためにはどうしたらいいのかを考えています。
将来に向けた時間の使い方として、次のようなことを再度意識しなければいけないと考えています。
大事なことに日々集中していくためには、今ここで困らないことでも、将来のための重要性を念頭において取り組んでいく意思の力や主体性が必要です。
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