ここまで見てきたように、実際に近居を選択する人は増えている。もちろんお互いの生活に干渉することで思わぬストレスを引き起こす危険性もあるかもしれないが、それを差し引いてもこの不況の中で得られる金銭的・ライフスタイル的なメリットは大きなものだ。もし住宅購入を現在検討している人がいれば、親子近居も選択肢の1つとして考えてもいいだろう。
ただ、本記事は読者の方に近居を提案することが趣旨ではなく、あくまで近居が増えているという事実をお伝えし、住宅購入の参考にしてもらうことが目的だ。近居を選択するかどうかは、最終的にはあなた自身が判断すること。ぜひ、あなたの将来設計にふさわしい住宅選びをしていただきたい。
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