米の品種や生産地、半数は「気にしない」

» 2010年12月14日 14時57分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 日本人の伝統的な主食である米。食の洋風化が叫ばれて久しいが、日本人は今、どのくらい米を食べているのだろうか。

 NTTレゾナントの調査によると、「三食の主食状況」を尋ねたところ、朝食では「パン」(45.8%)が「ご飯(お米)」(38.3%)をやや上回っていたが、昼食では「ご飯」(62.3%)が「麺類」(23.4%)や「パン」(11.0%)を大きく上回り、夕食では「ご飯」が88.2%を占めていた。

 多くの人がご飯を主食としているようだが、「最も好きなごはんのタイプ」では「白飯」が65.5%と、「炊き込み・混ぜご飯」(23.1%)や「雑穀(玄米、粟など)入りご飯」(11.4%)を上回った。年代が上になるほど、「白飯」を好む人が増えているようだ。

三食の主食状況(出典:NTTレゾナント)

米の品種や生産地、半数は「気にしない」

 どんな米に人気があるのだろうか。「最も気に入っている品種」を聞くと、トップは「コシヒカリ」で28.1%と断トツ。以下、「あきたこまち」が7.9%、「ひとめぼれ」が2.5%、「ミルキークイーン」が1.7%、「ヒノヒカリ」が1.6%で続いたが、「特に品種にこだわりはない」が47.0%と半数近くを占めていた。

 「最も気に入っている生産地」についても聞くと、トップは「新潟県」で15.2%。以下、「秋田県」が5.6%、「北海道」が3.1%で続いたが、こちらでも「特に生産地にこだわりはない」が50.4%と半数を占めていた。

 インターネットによる調査で、対象は男女1295人(男性646人、女性649人)。調査期間は11月15日から18日。

最も気に入っている品種(左)、最も気に入っている生産(右、出典:NTTレゾナント)

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